大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号
令和7年8月26日17時56分 気象庁発表
北海道地方では27日未明から27日朝にかけて、線状降水帯が発生して大
雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。27日にかけて、北
海道地方では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し
てください。東北地方は土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の
増水や氾濫に警戒してください。また、北日本から東日本や西日本では、落
雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意してください。
[気象概況]
前線を伴った低気圧が日本海北部にあって、東北東へ進んでいます。この低
気圧は27日にかけて発達しながらオホーツク海に進み、寒冷前線が北日本
から東日本や西日本を南下するでしょう。前線や低気圧に向かって暖かく湿
った空気が流れ込むため、北日本から東日本や西日本では大気の状態が非常
に不安定となる見込みです。
[雨の予想]
北日本では日本海側を中心に、27日にかけて雷を伴った激しい雨や非常に
激しい雨が降って、大雨となる所があるでしょう。
これまでの大雨により大雨災害の危険度が高まっている所があります。特に、
北海道の宗谷地方では26日からの総降水量が平年の8月1か月分の降水
量を超えている所があります。通常より少ない雨で、土砂災害や洪水災害の
危険度が高まる可能性があります。
26日18時から27日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
北海道地方 150ミリ
東北地方 150ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがありま
す。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地
域と期間は、以下のとおりです。
北海道地方 上川・留萌地方、石狩・空知・後志地方
27日未明から27日朝にかけて
[防災事項]
27日にかけて、北海道地方では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や
氾濫に厳重に警戒し、東北地方では土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸
水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、北日本から東日本や西日
本では落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の
近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてくだ
さい。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意
してください。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、27日5時頃に発表す
る予定です。
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