火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報 第09号
令和8年2月27日16時00分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
2月20日から27日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。
新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大
きな噴石などに警戒してください。
<火山の状況に関する解説情報(対象火山)>
レベル2(火口周辺規制)━ 継続 (前の状況:レベル2(火口周辺規制))
▲霧島山(新燃岳) 北緯31度54.56分 東経130度53.18分 標高 1421m
<火山の活動状況等>
新燃岳火口では、2025年9月8日以降噴火は観測されていません。
監視カメラによる観測では、新燃岳火口の噴煙は最高で火口縁上100m
まで上がりました。新燃岳西側斜面の割れ目の噴気は最高で100mまで上
がりました。
新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は増減を繰り返しており、今期間
は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
新燃岳周辺で18日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の
放出量は1日あたり200トン(前回13日、200トン)とやや少ない状
態でした。
GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線で、霧島山深部の膨張を
示すと考えられるわずかな伸びが認められていましたが、2025年12月
中旬頃からは停滞しています。新燃岳付近の地下における膨張を示すと考え
られる基線の伸びは、2025年7月以降は認められません。
新燃岳では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が数百トン程
度の状況が続いており、火山活動が高まった状態であることから、引き続き
噴火が発生する可能性があります。
<防災上の警戒事項等>
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕
流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概
ね2kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
<次回発表>
次の火山の状況に関する解説情報は、3月6日(金)16時頃に発表の予
定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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