予報士通信講座
平成20年 第31回 学科試験 専門知識 問12
"気象庁が作成しているガイダンスに関して述べた次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の(1)〜(5)の中から一つ選べ。
(a)降水確率ガイダンスは,所定の時間内に1mm以上の降水のある確率を示すものであり,数値予報モデルによる降水量の予測値が0mmの場合は,その値は常に0%になる。
(b)気温ガイダンスは,アメダス地点毎に異なった予測式を用いており,数値予報モデルが表現できない細かな地形による系統的な予報誤差を軽減することができる。
(c)風ガイダンスは,アメダス地点毎に異なった予測式を用いており,その地点の風の特性ができるだけ反映されるように予測を行っているが,アメダス地点の近くであっても局地的な地形が異なる地点では,ガイダンスの値と大きく異なる風が吹く可能性がある。
(d)風ガイダンスは,じょう乱の位相の遅れ進みを考慮した予測式を用いて数値予報モデルの誤差を修正しているので,前線通過に伴う風の時間変化については修正を行う必要はない。"