2025/11/12 18:33

天気と気温のまとめ(11月2日〜11月8日)北日本は西高東低の気圧配置 盛岡で初雪を観測

2025年11月2日〜11月8日にかけての天気と気温のまとめです。

【今期間の天候について】
■気圧配置の特徴
 2日、千島の東を発達した低気圧が東進。また、日本海と北海道付近をそれぞれ低気圧が東進。3日、日本の東には二つの低気圧があり、大陸に中心を持つ高気圧が黄海へ移動。日本付近は西高東低の気圧配置。4日、移動性高気圧の中心が、東北を通過し、三陸沖へ東進。南西諸島付近には前線が停滞。5日、前線を伴う低気圧がオホーツク海を東進。低気圧からのびる寒冷前線が北海道を通過。また、沖縄付近に停滞前線が伸び、前線上を低気圧が東進。6日、前線を伴った低気圧が日本の南を東北東進。別の低気圧が沿海州付近を東進。マリアナ諸島で台風26号が発生。7日、低気圧がオホーツク海を東進。前線を伴った低気圧が日本の東海上を北寄りに進んだ。本州付近は西高東低の冬型の気圧配置。8日、非常に発達した低気圧は日本から遠ざかり、本州付近は移動性高気圧に覆われた。華中付近の前線上に低気圧が発生した。

■降水
 2日、上空に寒気を伴った低気圧が日本海を進み、北日本や北陸を中心に雨雲が広がり、活発な雨雲が通過した。3日、上空寒気の影響で日本海側を中心に大気の状態が不安定に。局地的に雨雲が活発化しやや強い雨となった。関東も大気の状態が不安定となり局地的に雨が降った。4日、沖縄は前線の影響により活発な雨雲が近づいて雨の降った所があった。5日、南海上の低気圧や前線の影響で、九州から沖縄で雨。西・東日本の太平洋沿岸部でも雨の降った所があった。北海道では山沿いは雪の所も。6日、日本の南を進む低気圧の影響で、朝は関東で弱い雨が降った。湿った空気の影響で、南西諸島ではやや強い雨となった。7日、上空の寒気により、北海道は雪が降り、一部では、3時間で20cm以上の降雪となった所もあった。盛岡では初雪観測。8日、北海道では朝まで雪の降った所があったが、その後は高気圧に覆われて天気が回復。夜は東シナ海から前線が近づき、西日本で雨が降り出した。

■気温
 2日、関東から西は日差しの届いた所があり、気温はやや上昇した。一方、北日本は雨や雪が降り、気温は上がらず、寒い一日となった。3日、上空には強い寒気が流れ込み、各地で気温は上がらず、北風が冷たい一日となった。北海道は晴れたが気温の上りは鈍かった。4日、放射冷却の影響により、朝は冷え込みが厳しく、各地で今シーズン一番の冷え込みとなった。東京都心の朝の最低気温は8.2℃で、今季最低を観測。5日、北海道は寒気の影響で気温は上がらなかった、一方、沖縄や小笠原など前線より南側では気温が高く夏日直前まで上がった。6日、高気圧に覆われ晴れた所が多く、全国的にこの時期らしい気温となった。東海〜九州南部にかけ太平洋側で前日より気温が上がった。7日、北海道は上空の強い寒気の影響で雪が降り、冬の寒さとなった。8日、上空の強い寒気の影響で、北海道など北日本を中心に真冬の寒さとなった。真冬日観測地点は今季最多の7地点となった。

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■今期間(10月19日〜10月25日)の天候のまとめ
 平均気温は、上空の寒気の影響で北日本を中心に平年より低かった。北海道では全道的に低く、各地で平年を1.5℃ほど下回った。東日本〜西日本は平年並みか平年よりやや低い所が多かった。
 降水量は、西高東低の気圧配置や高気圧に覆われる日が多かった、東日本の太平洋側や西日本で平年よりかなり少なかった。一方、北日本や東日本の日本海側では平年並みか多い所があった。
 日照時間は、高気圧に覆われやすかった本州を中心に平年並みかやや多かった。東北地方では平年より高い所が多く、秋田では平年の1.5倍程の日照時間となった。

2025/11/12 16:57

台風26号 あす沖縄に接近 あすにかけて大雨に警戒 大しけや最大瞬間風速30m/sの所も

きょう12日(水)、きのう11日(火)に引き続き、南西諸島では前線に伴う活発な雨雲が通過し、局地的に雨が強まっています。台風26号が接近するあす13日(木)までは大雨に警戒が必要です。

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きょう12日(水)午後3時現在、台風26号は強風域を伴い、バシー海峡を東北東へゆっくりと進んでいます。
今後、台風26号はバシー海峡付近を北東へ進み、あす13日(木)午前3時には、与那国島の南西に進むでしょう。
あす13日(木)午後3時には、宮古島の北北西で温帯低気圧に変わる見込みです。
沖縄では、台風と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるでしょう。
また、前線や台風周辺から暖かく湿った空気が流れ込む影響で、あす13日(木)にかけて、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。

沖縄本島の土砂災害警戒情報は解除しましたが、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、きょう12日(水)は引き続き土砂災害や低い土地の浸水に警戒し、河川の増水に十分注意してください。
雨雲の発達の程度によっては、大雨警報を発表する地域が広がったり、警報の期間を延長する可能性があります。

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先島諸島では、あす13日(木)にかけて1時間に30mmのバケツをひっくり返したような激しい雨の降る所がある見込みです。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
雨雲の発達の程度によっては、あさって14日(金)にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。

沖縄の沿岸の海域ではうねりを伴い、あす13日(木)にかけてしけの状態が続き、沖縄本島では波高5mに達する所があるでしょう。
あす13日(木)の先島諸島は波高6mを超え大しけとなる見込みです。
うねりを伴った高波に注意・警戒してください。

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沖縄では、あす13日(木)にかけて非常に強い風や強い風が吹く見込みです。
あす13日(木)は更に風が強まり、最大瞬間風速30m/sの予想です。
強風に十分注意してください。
先島諸島では、台風の進路や東シナ海での風の強まりによっては、あす13日(木)は暴風となる恐れがあります。

2025/11/12 13:36

黒潮大蛇行の余波つづく 伊豆諸島近海は海面水温が平年より低く【海洋のまとめ2025年11月2〜8日】

気象庁と海上保安庁は、黒潮大蛇行が2025年4月に終息した
との判断を発表しています(2025年8月29日発表)。

しかし、JAMSTECの黒潮ウォッチの見解では、
「黒潮大蛇行の余波は続いており、黒潮からちぎれていた
渦が吸収される形で、蛇行が発生している」としています。

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黒潮は八丈島の南を流れており、
伊豆諸島近海では海面水温が平年より低く経過しています。

以下、2025年11月2日〜8日の海洋のまとめです。

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■気圧配置と波
11月2日、千島近海で発達する低気圧からのびる前線が
日本の東から小笠原近海に停滞した。
オホーツク海では波高6mを超えて大しけとなった。

3日、日本付近は西高東低の気圧配置となり、
北よりの風が卓越した日本海西部や中部を中心に波高4mとしけた。

5〜6日、前線を伴った低気圧が日本の南を東進。
6日、太平洋側は広く波高3m以上、伊豆諸島近海では波高4mとしけた。

7日、低気圧が日本の東を発達しながら北上し、
日本付近は西高東低の気圧配置となった。
7日夜、オホーツク海で波高7mの大しけ、
三陸沖でも波高5mとしけた。

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■海面水温
日本海域の海面水温は、平年並みか平年よりやや高く、
日本海中部の大陸側では、平年より低い海域が継続した。

東シナ海は、平年並みの海域が続いた。
太平洋側は日本の南で平年並みの海域が継続したが、
黒潮が離岸して流れる伊豆諸島〜房総半島付近は、
平年より低い海域が拡大した。

三陸沖では、平年並みの海域が拡大し、
福島沖では平年より低い海域が広がった。
北海道南東方沖では、平年よりかなり低い海域が拡大した。
オホーツク海は平年並みで推移した。

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2025/11/12 12:03

来週は師走の寒さ 今季一番の強い寒気襲来 台風26号の影響は【週間天気】

●週間天気ポイント●
・「台風26号」あす沖縄地方に接近
・17日(月)〜18日(火)は今季一番の強い寒気流入
・日本海側は「冬の嵐」、太平洋側も北風冷たく

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きょう11月12日(水)は日本海側の寒気に伴う筋状の雲は少なくなり、
東日本や北日本で晴れ間の出ている所が多くなっています。

一方、西日本から南西諸島にかけては、
前線や台風26号に伴う雲がかかっています。

きょうは前線に伴う雨雲がかかり、
沖縄県の久米島では午前7時前までの24時間雨量が347.0ミリと
大雨が降り、11月の1位の値を更新しました。

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あす13日(木)は台風が沖縄地方に接近し、
台風本体の活発な雨雲が沖縄本島や奄美地方にかかる予想です。
沖縄地方で予想される24時間降水量は多い所で、
あす13日(木)午前6時まで 120ミリ
あす13日(木)午前6時〜14日(金)午前6時まで 100ミリ
となっています。

沖縄地方では、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、
引き続き、土砂災害や低い土地の浸水に警戒し、
河川の増水に十分注意してください。

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14日(金)〜15日(土)は大陸から移動する高気圧に覆われ
本州付近は晴れる所が多いでしょう。

16日(日)は低気圧が発達しながら北日本に近づき、
17日(月)〜18日(火)にかけて
日本の上空に今季一番の強い寒気が流れ込む見込みです。

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16日(日)〜18日(火)にかけての寒気の予想をみてみると、
16日(日)は低気圧に向かって10月下旬並みの暖気が流れ込む
予想です。

しかし、17日(月)夜には、山で雪をもたらす寒気
(上空1500m付近で0℃以下)が西日本の太平洋側まで南下するでしょう。

さらに、18日(火)夜になると、平地で雪をもたらす寒気
(上空1500m付近でマイナス6℃以下)が北陸地方まで南下し、
一時的に西日本の日本海側にも流れ込む見込みです。

西日本の山でも降れば雨ではなく、雪の所が多くなり、
西日本の平地でもチラチラと雪の降る所があるかもしれません。

山道や峠を越えて車を運転する方は、今週末までに
冬用タイヤに履き替えておくと良さそうです。

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この先の週間天気を見てみると、
北日本は度々雪や雨が降り、
来週は東北北部でも、連日雪の降る可能性があります。

晴れ間の出る太平洋側も北風が吹いて、冬の寒さが到来します。
日ごとの寒暖差が大きくなりますので、体調の管理にご注意下さい。


2025/11/12 08:36

台風26号 沖縄地方 大雨による災害に警戒

台風26号(フォンウォン)は、きょう11月12日(水)午前6時現在、
バシー海峡付近にあり、北北東へゆっくり進んでいます。
中心気圧は992hPaとなっています。

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台風は、12日はバシー海峡付近を北東へ進み、13日は沖縄地方に接近する見込みです。また、前線が台湾付近から南西諸島を通り日本の南にのびており、台風周辺から前線に向かう暖かく湿った空気の影響で、沖縄地方では13日にかけて大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。

□雨の予想
沖縄地方では、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴い激しい雨の降る所があるでしょう。
12日6時から13日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  沖縄地方      120ミリ
その後、13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  沖縄地方      100ミリ

□風の予想
沖縄地方では、13日は非常に強い風が吹く所があるでしょう。
12日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  沖縄地方      15メートル (25メートル)
13日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  沖縄地方      20メートル (30メートル)

□波の予想
沖縄地方では、13日は大しけとなる所があるでしょう。
12日に予想される波の高さ
  沖縄地方      4メートル うねりを伴う
13日に予想される波の高さ
  沖縄地方      6メートル うねりを伴う


沖縄地方では12日は、土砂災害、低い土地の浸水に警戒し、河川の増水に注意・警戒してください。13日はうねりを伴う高波に警戒し、暴風に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

2025/11/11 18:20

記録的短時間大雨情報【沖縄県 沖縄本島地方】

沖縄本島地方記録的短時間大雨情報 第3号
令和7年11月11日18時18分 気象庁発表

18時沖縄県で記録的短時間大雨
国頭村西部付近で約110ミリ

<警報・特別警報や避難情報を確認し、今後発表される防災情報や気象情報等にご留意下さい>


■記録的短時間大雨情報とは
数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析されたときに、気象庁から発表されます。
雨量基準を満たし、かつ、大雨警報発表中に、キキクル(危険度分布)の「危険」(紫)が出現している場合に、大雨を観測した観測点名や市町村などを明記して発表されます。
雨量基準は1時間雨量の歴代1位または2位の記録を参考に府県予報区ごとに決められています。

■記録的短時間大雨情報が発表された地域では
土砂災害や低い土地の浸水、洪水の発生に繋がるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。

2025/11/11 18:10

記録的短時間大雨情報【沖縄県 沖縄本島地方】

沖縄本島地方記録的短時間大雨情報 第2号
令和7年11月11日18時08分 気象庁発表

18時沖縄県で記録的短時間大雨
国頭村東部付近で120ミリ以上

<警報・特別警報や避難情報を確認し、今後発表される防災情報や気象情報等にご留意下さい>


■記録的短時間大雨情報とは
数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析されたときに、気象庁から発表されます。
雨量基準を満たし、かつ、大雨警報発表中に、キキクル(危険度分布)の「危険」(紫)が出現している場合に、大雨を観測した観測点名や市町村などを明記して発表されます。
雨量基準は1時間雨量の歴代1位または2位の記録を参考に府県予報区ごとに決められています。

■記録的短時間大雨情報が発表された地域では
土砂災害や低い土地の浸水、洪水の発生に繋がるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。

2025/11/11 17:50

記録的短時間大雨情報【沖縄県 沖縄本島地方】

沖縄本島地方記録的短時間大雨情報 第1号
令和7年11月11日17時49分 気象庁発表

17時40分沖縄県で記録的短時間大雨
国頭村東部付近で約110ミリ

<警報・特別警報や避難情報を確認し、今後発表される防災情報や気象情報等にご留意下さい>


■記録的短時間大雨情報とは
数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析されたときに、気象庁から発表されます。
雨量基準を満たし、かつ、大雨警報発表中に、キキクル(危険度分布)の「危険」(紫)が出現している場合に、大雨を観測した観測点名や市町村などを明記して発表されます。
雨量基準は1時間雨量の歴代1位または2位の記録を参考に府県予報区ごとに決められています。

■記録的短時間大雨情報が発表された地域では
土砂災害や低い土地の浸水、洪水の発生に繋がるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。

2025/11/11 13:28

冬のはじめにかけてラニーニャ現象に近い状態 日本の冬の傾向は?

気象庁は11月10日(月)、エルニーニョ監視速報を発表しました。

現在は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態と見られるが、ラニーニャ現象に近い状態とのことです。
今後、冬のはじめにかけて、ラニーニャ現象に近い状態が続く見込みですが、その後は急速に解消するためラニーニャ現象の発生には至らず、春のはじめにかけて、平常の状態が続く可能性が高いとしています。

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■エルニーニョ/ラニーニャ現象 先月10月の実況(気象庁より)
エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態と見られますが、ラニーニャ現象に近い状態となっています。
10月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は-0.5℃で、基準値より低い値でした。
また、エルニーニョ/ラニーニャ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の8月の値は-0.3℃で、基準値に近い値でした。
太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高かった一方、中部から東部では平年より低くなりました。
太平洋赤道域の海洋表層の水温は西部で平年より高かった一方、中部から東部では平年より低く、東部で低温が強まりました。太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は西部から中部で平年より強くなりました。
対流活動は、インドネシア付近では活発でしたが、太平洋赤道域の日付変更線付近では不活発でした。
このような大気と海洋の状態は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態と見られますが、ラニーニャ現象に近い状態となっていることを示しています。

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■今後の見通し(気象庁より)
今後、冬のはじめにかけて、ラニーニャ現象に近い状態が続くでしょう。
しかし、その後は急速に解消するためラニーニャ現象の発生には至らず、春のはじめにかけて平常の状態が続く可能性が高い見込みです。
実況では、太平洋赤道域の中部から東部で冷水が継続しています。
大気海洋結合モデルは、太平洋赤道域で貿易風が強い状態が続くため、冬のはじめにかけて、エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より低い値が持続する可能性が高いと予測しています。
しかし、その後は大気海洋結合が弱くなるためこの状態は長続きせず、海面水温は急速に上昇して、春のはじめは基準値に近い値となると予測しています。
以上のことから、冬のはじめにかけて、ラニーニャ現象に近い状態が続くが、ラニーニャ現象の発生には至らず、春のはじめにかけて、平常の状態が続く可能性が高いでしょう。

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■ラニーニャ現象発生時の日本の天候の特徴
12月を中心とする3か月(11〜1月)のラニーニャ現象発生時の日本の天候の特徴は、平均気温に関しては東・西日本で並みか低い傾向です。
降水量は、北日本日本海側で多い傾向で、東日本太平洋側、西日本で少ない傾向があります。
日照時間は、西日本で多い傾向で、沖縄・奄美で並みか少ない傾向です。

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2025/11/11 11:35

台風26号は急カーブ 沖縄14日(金)まで警報級大雨の恐れ 来週は西回りで強い寒気流入【週間天気】

台風26号(フォンウォン)は、きょう11月11日(火)午前9時現在、
南シナ海にあり、北北西へ時速15kmで進んでいます。

中心気圧は980hPaで、暴風域を伴っています。

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今後、勢力を弱めながら次第に北東へ進路を変え、
あす12日(水)の午後には台湾に接近・上陸する見込みです。

13日(木)には沖縄の先島諸島にかなり接近し、
14日(金)朝までに沖縄の南で温帯低気圧に変わる見込みです。

沖縄の先島諸島には、台風本体は弱まりながら近づきますが、
南西諸島付近に停滞している前線に向かって
暖かく湿った空気が流れ込み、
台風が弱まっても大雨が長く続く恐れがあります。

すでに、台風が近づく前から大雨となっている所があり、
沖縄の宮古島など八重山地方には大雨警報や洪水警報が発表されています。
低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

あす12日(水)にかけて沖縄本島地方と先島諸島では
局地的に激しい雨が降り、雨雲の発達の程度によっては、
14日(金)頃にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。


[雨の予想](24時間雨量・多い所で)
きょう11日(火)正午〜あす12日(水)正午まで
  沖縄本島地方 120ミリ
  先島諸島    60ミリ
あす12日(水)正午〜13日(木)正午まで
  沖縄本島地方 80ミリ
  先島諸島   50ミリ
と予想されています。


沖縄地方では13日(木)にかけて、
非常に強い風や強い風が吹き、沿岸の海域ではうねりを伴いしける見込みです。

うねりを伴った高波や強風に十分注意してください。
なお、先島諸島では、台風の進路や東シナ海での風の強まりによっては
13日(木)は、暴風や大しけとなるおそれがあります。

また、先島諸島と沖縄本島地方では、
落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意してください。

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台風から温帯低気圧に変わり沖縄付近で不明瞭になった後は、
15日(土)は高気圧に覆われて晴れる所が多いでしょう。

16日(日)は前線を伴った低気圧が発達しながら北日本へ進み、
17日(月)以降は強い冬型の気圧配置となりそうです。

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17日(月)〜18日(火)は西回りで
今シーズン一番の強い寒気が流れ込む見込みです。

西日本の上空にも平地で雪を降らす(上空1500m付近でマイナス6℃以下)
強い寒気が流れ込むでしょう。

西日本の山でも雪の積もる所がありそうで、
来週はまた大きく季節が一歩進みそうです。

寒暖差が大きくなりますので体調の管理にご注意ください。

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お知らせ

その他お知らせ

新着情報

  • 地方気象情報】が発表されました。
    北海道 南西諸島
  • 府県気象情報】が発表されました。
    宗谷地方 上川・留萌地方 八重山地方 石狩・空知・後志地方 長崎県 宮古島地方 東京都
  • 季節の便り】が届きました。
    神奈川 山梨 山形
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