地域選択
2025/11/13 14:57
一気に冬突入!とはいかず、12月にかけ「高温・多照」傾向 小春日和の日も【1か月予報】
来週はじめ、今季一番の強い寒気が流入し、
西日本などでも雪の降ることが予想されています。
11月半ばにして、来週は一気に「冬の寒さ」が到来する見込みです。
しかし、きょう11月13日(木)、気象庁から発表された
1か月予報(11/15〜12/14の天候の見通し)によると
このまま「冬突入!」とはいかず、季節の歩みは一進一退となりそうです。
【1か月予報のポイント】
●気温●
北日本:寒気の影響が弱く、平年並みか高い。
東〜西日本:期間のはじめは強い寒気の影響で平年より低い。
●降水量●
高気圧に覆われる日が多く、東・西日本では少ない。
●日照時間
東・西日本では多く、北日本では平年並みか多い。
左図の1か月平均の海面気圧を見てみると、
大陸(中国東北区付近)で水色の表示で
平年より気圧が低くなると予想されています。
例年では、12月にかけて大陸でシベリア高気圧が勢力を強め、
日本付近に冷たい空気を吹き出しますが、
今年は、シベリア高気圧の張り出しが弱いため、
北日本中心に冬型の気圧配置が長続きしない見込みです。
また、右図の上空約1500mの気温を見てみると、
北日本付近はオレンジ色で、平年より気温が高いことを表しています。
これは、北日本中心に寒気の南下が弱いことを表しています。
また、東日本以南は平年からの隔たりが小さいと予測されています。
平均気温を週ごとに見てみると、
11月15日〜21日の期間は、西回りで流れ込む今季一番の強い寒気の影響で、
西〜東日本を中心に気温が低くなる見込みです。
しかし、11月22日以降は、北日本で平年より気温は高め、
東〜西日本は平年並みか高めとなる予想で、
11月29日以降も北〜東日本はその傾向が続きそうです。
そのため、来週は師走の寒さとなる所もありますが、
11月下旬〜12月上旬にかけては、晴れて気温も高く、
「小春日和」となる日もありそうです。

2025/11/13 12:14
台風26号 温帯低気圧になっても油断禁物 沖縄・奄美は非常に激しい雨 沖縄本島次第に大しけに
■温帯低気圧になっても沖縄・奄美は土砂災害 沖縄は高波も警戒
きょう13日(木)、台風26号は先島諸島に接近し、午前9時に与那国島の近海で温帯低気圧に変わりました。
この温帯低気圧は、南西諸島近海に長らく停滞している前線と一体化しました。
あす14日(金)にかけて、やや発達しながら南西諸島を東進する見込みです。
低気圧や前線に吹き込む暖かく湿った空気の影響で、沖縄や奄美では、あす14日(金)にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
■既に総降水量300mm超えの所も
ここ数日、南西諸島では停滞する前線や台風26号の接近で雨の日が続き、おととい11日(火)からの総降水量が300mmを超えている所があります。
【おととい11日(火)〜きょう13日(木)午前10時の降水量】
沖縄本島地方 久米島町謝名堂 356.0mm
宮古島地方 下地島空港 106.0mm
八重山地方 与那国町祖納 233.0mm
奄美地方 喜界島 176.5mm
きょう13日(木)午前9時現在、沖縄本島や奄美では大雨警報の発表されている所があります。
■沖縄本島や奄美で滝のような非常に激しい雨の予想
きょう13日(木)、沖縄本島や奄美で1時間に50mmの滝のような非常に激しい雨、先島諸島で1時間に30mmの激しい雨の降る所がある見込みです。
これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、沖縄や奄美では、あす14日(金)にかけて土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。
雨雲の発達の程度によっては、大雨警報を発表する地域の拡大や、警報の期間を延長する可能性があります。
■次第に大しけに高波に警戒 暴風のおそれも
沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い、先島諸島では大しけとなっています。
あす14日(金)にかけて、低気圧と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるでしょう。
沖縄本島でも、きょう13日(木)は次第に波高6mを超え、大しけとなる見込みです。
うねりを伴う高波に警戒してください。
先島諸島と沖縄本島では、あす14日(金)にかけて非常に強い風が吹く見込みです。
最大瞬間風速は35m/sの予想です。
強風に十分注意してください。
気圧の傾きの程度によっては、きょう13日(木)は暴風となるおそれがあります。

2025/11/13 11:00
令和7年 台風第26号に関する情報 第51号
令和7年11月13日10時47分 気象庁発表
台風第26号は温帯低気圧に変わりましたが、沖縄地方・奄美地方では14日にかけて、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。沖縄地方では14日にかけてうねりを伴う高波に警戒し、強風に注意・警戒してください。また、沖縄地方・奄美地方では14日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
[気象概況]
台風第26号は、13日9時には与那国島の近海で、前線を伴う温帯低気圧に変わりました。この低気圧周辺や前線付近では非常に強い風が吹いており、低気圧はこのあとやや発達しながら東へ進む見込みです。
低気圧や前線に向かう暖かく湿った空気の影響で、沖縄地方や奄美地方では14日にかけて大気の非常に不安定な状態が続くため、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。これまでの大雨で地盤が緩んでおり今後の雨により土砂災害の危険度が高まりやすくなっている所があります。また、低気圧周辺や前線付近では非常に強い風が吹き、海はうねりを伴って波が高く、大しけやしけとなる見込みです。
[雨の予想]
13日12時から14日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
奄美地方 180ミリ
沖縄地方 180ミリ
[風の予想]
13日から14日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)
沖縄地方 23メートル (35メートル)
[波の予想]
13日から14日にかけて予想される波の高さ
沖縄地方 6メートル うねりを伴う
[防災事項]
沖縄地方・奄美地方では14日にかけて、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、沖縄地方では14日にかけて、うねりを伴う高波に警戒し、強風に注意・警戒してください。
沖縄地方・奄美地方では14日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

2025/11/13 07:05
台風26号 沖縄へ接近 南西諸島で非常に激しい雨の恐れ 土砂災害に厳重警戒
台風26号は、きょう13日6時現在、与那国島の南西約120kmにあり、1時間におよそ25キロの速さで北北東へ進んでいます。
■台風26号 13日(木)6時
==================
中心位置 与那国島の南西約120km
移動 北北東 25km/h
中心気圧 1002 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
==================
台風26号は今後も北東へ進み、沖縄地方にかなり接近し、午後には前線に取り込まれる形で温帯低気圧に変わる見込みです。台風や温帯低気圧、前線に向かう暖かく湿った空気の影響で、沖縄地方や奄美地方ではきょう13日は大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。前線近傍では雨雲が発達し、雷を伴って1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
沖縄地方・奄美地方ではあす14日(金)にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、沖縄地方ではきょう13日は、うねりを伴う高波に警戒し、強風に注意・警戒してください。
沖縄地方・奄美地方ではきょう13日は、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

●予想される雨の量(多い所で)
・きょう13日に予想される1時間降水量
奄美地方 50mm
沖縄本島地方 50mm
先島諸島 50mm
・あす14日(金)に予想される1時間降水量
奄美地方 30mm
沖縄本島地方 30mm
・あす14日(金)6時までに予想される24時間降水量
奄美地方 180mm
沖縄本島地方 180mm
先島諸島 100mm
●予想される風の強さ
・きょう13日に予想される風向・最大風速(最大瞬間風速)
沖縄本島地方 北東の風 23m/s (35m/s)
先島諸島 北西のち北の風 20m/s (30m/s)
・あす14日(金)に予想される風向・最大風速(最大瞬間風速)
沖縄本島地方 北東の風 20m/s (30m/s)
先島諸島 北の風 17m/s (25m/s)
●予想される波の高さ(うねりを伴う)
・きょう13日に予想される波の高さ
沖縄本島地方 5m
大東島地方 4m
先島諸島 6m
・あす14日(金)に予想される波の高さ
沖縄本島地方 5m
大東島地方 4m
先島諸島 5m

2025/11/13 06:14
きょう13日(木)の天気 北と南で雨 沖縄は大雨警戒 北海道は雷雨のおそれ
きょう13日(木)は、台風26号が沖縄へ近づくでしょう。南西諸島では大雨となる恐れがあり警戒が必要です。北日本も前線が通過し、雨が降りそうです。
北日本は前線が通過する影響で、日本海側を中心に雨が降るでしょう。前線通過のタイミングでは雨脚が強まり、局地的に雷雨となるおそれがあります。落雷や降ひょう、急な強い雨など注意が必要です。夜は平地でも雪に変わる所がありそうです。
太平洋側は日差しの届く時間がありますが、にわか雨にお気を付けください。
東日本〜西日本にかけては雲優勢の空模様です。日本海側では日差しの届く地域もありますが、太平洋側を中心に雲が厚く、にわか雨の可能性があります。外出の際は折り畳み傘があると安心でしょう。昼間は前日より気温の上がる所が多く、比較的過ごしやすい体感となりそうです。朝晩との気温差にお気を付けください。
南西諸島では台風や前線の影響で断続的に雨が降るでしょう。局地的に雨が強まり、1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降る恐れがあります。沖縄ではこれまでも大雨となっているため、土砂災害への厳重な警戒が必要です。

2025/11/13 05:00
令和7年 台風第26号に関する情報 第48号
令和7年11月13日04時40分 気象庁発表
沖縄地方・奄美地方では14日にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。沖縄地方では13日はうねりを伴う高波に警戒し、強風に注意・警戒してください。また、沖縄地方・奄美地方では13日は落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
[気象概況]
台風第26号は、13日3時には与那国島の南西約200キロにあって、1時間におよそ25キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。
台風はこのあとも北東へ進んで沖縄地方にかなり接近し、13日午後には前線を伴う温帯低気圧に変わる見込みです。台風や温帯低気圧、前線に向かう暖かく湿った空気の影響で、沖縄地方や奄美地方では13日は大気の非常に不安定な状態が続くため、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
[雨の予想]
13日6時から14日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
奄美地方 180ミリ
沖縄地方 180ミリ
[風の予想]
13日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
沖縄地方 23メートル (35メートル)
[波の予想]
13日に予想される波の高さ
沖縄地方 6メートル うねりを伴う
[防災事項]
沖縄地方・奄美地方では14日にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、沖縄地方では13日は、うねりを伴う高波に警戒し、強風に注意・警戒してください。
沖縄地方・奄美地方では13日は、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

2025/11/12 18:33
天気と気温のまとめ(11月2日〜11月8日)北日本は西高東低の気圧配置 盛岡で初雪を観測
2025年11月2日〜11月8日にかけての天気と気温のまとめです。
【今期間の天候について】
■気圧配置の特徴
2日、千島の東を発達した低気圧が東進。また、日本海と北海道付近をそれぞれ低気圧が東進。3日、日本の東には二つの低気圧があり、大陸に中心を持つ高気圧が黄海へ移動。日本付近は西高東低の気圧配置。4日、移動性高気圧の中心が、東北を通過し、三陸沖へ東進。南西諸島付近には前線が停滞。5日、前線を伴う低気圧がオホーツク海を東進。低気圧からのびる寒冷前線が北海道を通過。また、沖縄付近に停滞前線が伸び、前線上を低気圧が東進。6日、前線を伴った低気圧が日本の南を東北東進。別の低気圧が沿海州付近を東進。マリアナ諸島で台風26号が発生。7日、低気圧がオホーツク海を東進。前線を伴った低気圧が日本の東海上を北寄りに進んだ。本州付近は西高東低の冬型の気圧配置。8日、非常に発達した低気圧は日本から遠ざかり、本州付近は移動性高気圧に覆われた。華中付近の前線上に低気圧が発生した。
■降水
2日、上空に寒気を伴った低気圧が日本海を進み、北日本や北陸を中心に雨雲が広がり、活発な雨雲が通過した。3日、上空寒気の影響で日本海側を中心に大気の状態が不安定に。局地的に雨雲が活発化しやや強い雨となった。関東も大気の状態が不安定となり局地的に雨が降った。4日、沖縄は前線の影響により活発な雨雲が近づいて雨の降った所があった。5日、南海上の低気圧や前線の影響で、九州から沖縄で雨。西・東日本の太平洋沿岸部でも雨の降った所があった。北海道では山沿いは雪の所も。6日、日本の南を進む低気圧の影響で、朝は関東で弱い雨が降った。湿った空気の影響で、南西諸島ではやや強い雨となった。7日、上空の寒気により、北海道は雪が降り、一部では、3時間で20cm以上の降雪となった所もあった。盛岡では初雪観測。8日、北海道では朝まで雪の降った所があったが、その後は高気圧に覆われて天気が回復。夜は東シナ海から前線が近づき、西日本で雨が降り出した。
■気温
2日、関東から西は日差しの届いた所があり、気温はやや上昇した。一方、北日本は雨や雪が降り、気温は上がらず、寒い一日となった。3日、上空には強い寒気が流れ込み、各地で気温は上がらず、北風が冷たい一日となった。北海道は晴れたが気温の上りは鈍かった。4日、放射冷却の影響により、朝は冷え込みが厳しく、各地で今シーズン一番の冷え込みとなった。東京都心の朝の最低気温は8.2℃で、今季最低を観測。5日、北海道は寒気の影響で気温は上がらなかった、一方、沖縄や小笠原など前線より南側では気温が高く夏日直前まで上がった。6日、高気圧に覆われ晴れた所が多く、全国的にこの時期らしい気温となった。東海〜九州南部にかけ太平洋側で前日より気温が上がった。7日、北海道は上空の強い寒気の影響で雪が降り、冬の寒さとなった。8日、上空の強い寒気の影響で、北海道など北日本を中心に真冬の寒さとなった。真冬日観測地点は今季最多の7地点となった。
■今期間(10月19日〜10月25日)の天候のまとめ
平均気温は、上空の寒気の影響で北日本を中心に平年より低かった。北海道では全道的に低く、各地で平年を1.5℃ほど下回った。東日本〜西日本は平年並みか平年よりやや低い所が多かった。
降水量は、西高東低の気圧配置や高気圧に覆われる日が多かった、東日本の太平洋側や西日本で平年よりかなり少なかった。一方、北日本や東日本の日本海側では平年並みか多い所があった。
日照時間は、高気圧に覆われやすかった本州を中心に平年並みかやや多かった。東北地方では平年より高い所が多く、秋田では平年の1.5倍程の日照時間となった。

2025/11/12 16:57
台風26号 あす沖縄に接近 あすにかけて大雨に警戒 大しけや最大瞬間風速30m/sの所も
きょう12日(水)、きのう11日(火)に引き続き、南西諸島では前線に伴う活発な雨雲が通過し、局地的に雨が強まっています。台風26号が接近するあす13日(木)までは大雨に警戒が必要です。
きょう12日(水)午後3時現在、台風26号は強風域を伴い、バシー海峡を東北東へゆっくりと進んでいます。
今後、台風26号はバシー海峡付近を北東へ進み、あす13日(木)午前3時には、与那国島の南西に進むでしょう。
あす13日(木)午後3時には、宮古島の北北西で温帯低気圧に変わる見込みです。
沖縄では、台風と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるでしょう。
また、前線や台風周辺から暖かく湿った空気が流れ込む影響で、あす13日(木)にかけて、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。
沖縄本島の土砂災害警戒情報は解除しましたが、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、きょう12日(水)は引き続き土砂災害や低い土地の浸水に警戒し、河川の増水に十分注意してください。
雨雲の発達の程度によっては、大雨警報を発表する地域が広がったり、警報の期間を延長する可能性があります。
先島諸島では、あす13日(木)にかけて1時間に30mmのバケツをひっくり返したような激しい雨の降る所がある見込みです。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
雨雲の発達の程度によっては、あさって14日(金)にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。
沖縄の沿岸の海域ではうねりを伴い、あす13日(木)にかけてしけの状態が続き、沖縄本島では波高5mに達する所があるでしょう。
あす13日(木)の先島諸島は波高6mを超え大しけとなる見込みです。
うねりを伴った高波に注意・警戒してください。
沖縄では、あす13日(木)にかけて非常に強い風や強い風が吹く見込みです。
あす13日(木)は更に風が強まり、最大瞬間風速30m/sの予想です。
強風に十分注意してください。
先島諸島では、台風の進路や東シナ海での風の強まりによっては、あす13日(木)は暴風となる恐れがあります。

2025/11/12 13:36
黒潮大蛇行の余波つづく 伊豆諸島近海は海面水温が平年より低く【海洋のまとめ2025年11月2〜8日】
気象庁と海上保安庁は、黒潮大蛇行が2025年4月に終息した
との判断を発表しています(2025年8月29日発表)。
しかし、JAMSTECの黒潮ウォッチの見解では、
「黒潮大蛇行の余波は続いており、黒潮からちぎれていた
渦が吸収される形で、蛇行が発生している」としています。
黒潮は八丈島の南を流れており、
伊豆諸島近海では海面水温が平年より低く経過しています。
以下、2025年11月2日〜8日の海洋のまとめです。
■気圧配置と波
11月2日、千島近海で発達する低気圧からのびる前線が
日本の東から小笠原近海に停滞した。
オホーツク海では波高6mを超えて大しけとなった。
3日、日本付近は西高東低の気圧配置となり、
北よりの風が卓越した日本海西部や中部を中心に波高4mとしけた。
5〜6日、前線を伴った低気圧が日本の南を東進。
6日、太平洋側は広く波高3m以上、伊豆諸島近海では波高4mとしけた。
7日、低気圧が日本の東を発達しながら北上し、
日本付近は西高東低の気圧配置となった。
7日夜、オホーツク海で波高7mの大しけ、
三陸沖でも波高5mとしけた。
■海面水温
日本海域の海面水温は、平年並みか平年よりやや高く、
日本海中部の大陸側では、平年より低い海域が継続した。
東シナ海は、平年並みの海域が続いた。
太平洋側は日本の南で平年並みの海域が継続したが、
黒潮が離岸して流れる伊豆諸島〜房総半島付近は、
平年より低い海域が拡大した。
三陸沖では、平年並みの海域が拡大し、
福島沖では平年より低い海域が広がった。
北海道南東方沖では、平年よりかなり低い海域が拡大した。
オホーツク海は平年並みで推移した。

2025/11/12 12:03
来週は師走の寒さ 今季一番の強い寒気襲来 台風26号の影響は【週間天気】
●週間天気ポイント●
・「台風26号」あす沖縄地方に接近
・17日(月)〜18日(火)は今季一番の強い寒気流入
・日本海側は「冬の嵐」、太平洋側も北風冷たく
きょう11月12日(水)は日本海側の寒気に伴う筋状の雲は少なくなり、
東日本や北日本で晴れ間の出ている所が多くなっています。
一方、西日本から南西諸島にかけては、
前線や台風26号に伴う雲がかかっています。
きょうは前線に伴う雨雲がかかり、
沖縄県の久米島では午前7時前までの24時間雨量が347.0ミリと
大雨が降り、11月の1位の値を更新しました。
あす13日(木)は台風が沖縄地方に接近し、
台風本体の活発な雨雲が沖縄本島や奄美地方にかかる予想です。
沖縄地方で予想される24時間降水量は多い所で、
あす13日(木)午前6時まで 120ミリ
あす13日(木)午前6時〜14日(金)午前6時まで 100ミリ
となっています。
沖縄地方では、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があるため、
引き続き、土砂災害や低い土地の浸水に警戒し、
河川の増水に十分注意してください。
14日(金)〜15日(土)は大陸から移動する高気圧に覆われ
本州付近は晴れる所が多いでしょう。
16日(日)は低気圧が発達しながら北日本に近づき、
17日(月)〜18日(火)にかけて
日本の上空に今季一番の強い寒気が流れ込む見込みです。
16日(日)〜18日(火)にかけての寒気の予想をみてみると、
16日(日)は低気圧に向かって10月下旬並みの暖気が流れ込む
予想です。
しかし、17日(月)夜には、山で雪をもたらす寒気
(上空1500m付近で0℃以下)が西日本の太平洋側まで南下するでしょう。
さらに、18日(火)夜になると、平地で雪をもたらす寒気
(上空1500m付近でマイナス6℃以下)が北陸地方まで南下し、
一時的に西日本の日本海側にも流れ込む見込みです。
西日本の山でも降れば雨ではなく、雪の所が多くなり、
西日本の平地でもチラチラと雪の降る所があるかもしれません。
山道や峠を越えて車を運転する方は、今週末までに
冬用タイヤに履き替えておくと良さそうです。
この先の週間天気を見てみると、
北日本は度々雪や雨が降り、
来週は東北北部でも、連日雪の降る可能性があります。
晴れ間の出る太平洋側も北風が吹いて、冬の寒さが到来します。
日ごとの寒暖差が大きくなりますので、体調の管理にご注意下さい。

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