予報士通信講座
平成15年 第21回 学科試験 専門知識 問8
"気象庁では、天気予報作業のための客観的な参考資料として、天気予報ガイダンスを作成している。
天気予報ガイダンスのうちの気温ガイダンスについて述べた次の文章のカッコ内@〜Dのうち、誤っているものを一つ選べ。
気温ガイダンスは、カルマンフィルターを用いて作成している。
これは、気温に直接影響を与えると考えられる気象要素(以下、予測因子という)の数値予報結果を説明変数とし、
気温を目的変数として、両者の統計的な関係を線形の予測式で表し、この予測式の係数を(@逐次学習により最適化していく)方法である。
カルマンフィルターによって作成される気温ガイダンスの特性として、(A数値予報モデルの変更に対して柔軟に対応できる)こと、
(B数値予報結果が持つ系統的な誤差を修正できる)こと、(Cどの予測因子が気温の予測に強く影響したかが分かりやすい)こと、
梅雨期から盛夏期への移行期のように(D気温の変化が大きいときにも速やかに対応できる)こと、などが挙げられる。
"