予報士通信講座
平成16年 第23回 学科試験 専門知識 問15
"下の図は、ある年の7月の北半球月平均500hPa高度と同平年偏差図である。
この図に見られる大規模な大気循環と日本の天候の関係について述べた次の文(a)〜(c)のカッコ内の正誤の組み合わせについて、下記の@〜Dの中から正しいものを一つ選べ。
(a)ユーラシア大陸北部を北極海に沿って流れる偏西風が大きく蛇行し、極東域の高緯度に強い気圧の尾根が形成されている。この位置に強い気圧の尾根が形成される年の夏には、北日本は(高温となることが多い)。
(b)中緯度には強い偏西風が流れており、日本付近では平年に比べ南に位置している。 このような年の夏には、南西諸島を除き日本付近は(高温となることは少ない)。
(c)日本の南海上には太平洋高気圧があり、平年に比べ本州付近への張り出しは弱い一方、南西諸島や中国南部への張り出しは強い。このような年の夏には、南西諸島は(低温となることが多い)。
図:北半球月平均500hPa高度と同平年偏差(XX年7月)
実線:高度(等値線間隔:60m) 破線:平年偏差(等値線間隔:30m、陰影部:負偏差)"
