予報士通信講座
平成14年 第18回 学科試験 専門知識 問15
"気象庁の1か月予報における気温の予報では、平均気温の平年値からの偏りを3つの階級(「低い」、「平年並」、「高い」)に区分して、各階級が起こる可能性の確率を発表している。
1か月平均気温の予報について述べた次の文章(a)〜(d)の正誤について、下記の(1)〜(5)の中から正しいものを一つ選べ。
(a)平均気温の予報に用いる3つの階級は、平年値を作成した期間(30年:現在は1971年から2000年)において、各階級の出現率が等しくなるように決めている。
(b)異常気象の発生等により平年値と比べ平均気温の偏りが大きいと予想される場合に限り、予報の階級を5階級に分けて、「かなり低い」や「かなり高い」階級の確率を合わせて発表する。
(c)予報の確からしさ(信頼度)が大きい場合には、各階級には小さい確率または大きい確率を付けることが多く、確からしさが小さい場合には、各階級の確率は気候的出現率に近い30〜40%となることが多い。
(d)平均気温が「高い」階級になる確率が70%とは、30%の確率で平均気温が「平年並」あるいは「低い」階級になる可能性があるということも意味する。
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