予報士通信講座
平成19年 第28回 学科試験 専門知識 問12
"気象庁は数値予報の予測を基にカルマンフィルターの手法を用いて、降水量ガイダンスや気温ガイダンスを作成して、天気予報の基礎資料として利用している。これらのガイダンスについて述べた次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の(1)〜(5)の中から一つ選べ。
(a)過去の予報や観測データを長期間にわたって集めて事前に学習させる必要がないために、数値予報モデルの改良・更新にすばやく対応ができる利点がある。
(b)予報誤差を小さくするように予測式の係数を修正していくが、予報誤差の急激な変化には対応できないため、気温が高い状態が続いている直後に急に低い状態になると、しばらくの間、誤差の大きな気温の予測値を出力し続ける場合がある。
(c)集中豪雨などで極端に大きい降水量となると、その値がガイダンスに取り込まれて予測係数を大きく修正しすぎてしまい、しばらくの間、過大な降水量の予測値を出力し続ける場合がある。
(d)数値予報モデルで予想された降水域の位置が実際の位置から外れていたとしても、それを適切な位置に修正して誤差を大幅に減らすことができる。"












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