予報士通信講座
平成14年 第19回 学科試験 一般知識 問5
"氷晶等の氷粒子が関与しない場合の雲粒の生成と成長に関して述べた次の文章のカッコ内@〜Dの記述のうち、誤っているものを一つ選べ。
清浄な大気中では、相対湿度が100%を超えても、雲粒はなかなか生じない。これは、水滴の(@表面張力)が水蒸気の凝結を妨げる方向に働くからである。
しかし、大気中には多くの微粒子(エーロゾル)が浮遊しており、水滴に対して平衡する水蒸気圧を(A大きくする)効果を持つエーロゾルを核として相対湿度がおよそ100%で雲粒が生成される。
雲粒は、二つの過程で成長する。
一つは、雲粒を含んだ空気塊が上昇を続け、空気塊の水蒸気圧が水滴に対して平衡する水蒸気圧より大きい場合に、水蒸気が雲粒の表面に凝結して雲粒が成長する過程である。
この過程では、(B小さい水滴)ほど速く成長するので、雲粒の大きさは一様になる傾向がある。
もう一つは、多数の雲粒の間に(C落下速度)の違いがあるとき、雲粒が互いに衝突・併合して成長する過程である。この過程は、(D大きい水滴)を短時間で形成する。
"












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