予報士通信講座
平成17年 第24回 学科試験 一般知識 問5
"惑星(大気部分と固体部分を合わせたもの)に吸収される太陽放射と惑星から射出される惑星放射が釣り合って惑星の温度が変化しない平衡状態にあるとき、放射平衡の状態にあるという。このときの温度を放射平衡温度(有効放射温度)といい、通常、惑星が黒体放射をしていると仮定した温度によって表す。
惑星の放射平衡温度について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の(1)〜(5)の中から一つ選べ。
(a)惑星の放射平衡温度は、惑星全体で太陽放射を反射する割合(アルベド)と太陽−惑星間の距離によって変わる。
(b)大気圏外から観測される地球の放射平衡温度は、地球全体の地表面付近の平均温度より低い。
(c)地球の放射平衡温度における黒体放射では、波長約1μmのところに放射強度の最大がある。"