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2024/12/21 13:53
二つの低気圧が東進中 関東沿岸でも夕方から一時的に雨、あす22日は強い冬型の気圧配置に
現在、二つの低気圧が本州付近を東寄りに進んでいます。
きょう朝9時の実況天気図において、三陸沖付近に位置している低気圧の西側では、日本海西部から秋田沖付近にかけて気圧の谷になっています。
この気圧の谷に沿って北寄りの風と西寄りの風がぶつかるシアーラインが日本海に形成され、雨雲が発生しています。
東北から北陸の日本海側では、沿岸部を中心に雨となり、局地的に雷を伴う所もありそうです。今夜からあす未明にかけて、北日本から東日本の山沿いでは雨が雪に変わり、雪の範囲が徐々に広がる見込みです。
もう一つの低気圧は、きょう朝9時頃に四国沖付近で発生しました。現在、本州南岸を東北東に進んでいます。きょう午後1時時点で、伊豆半島付近に雨雲が掛かっています。
本州南岸を通る低気圧は、今後を前線を伴い発達しながら日本の東海上へ抜ける見込みです。あす22日夜にかけてさらに発達し、中心気圧は964hPaまで下がるでしょう。
東海、関東地方の沿岸部では、きょう夕方から夜のはじめ頃に一時的に雨の降る所がありそうです。今夜遅くまでには、関東沿岸部の雨は止むところが多いでしょう。
本州付近は、今夜からあすにかけて強い冬型の気圧配置が形成される見通しです。上空約1500m付近で-6℃以下の寒気が東北、関東北部、北陸にかけて南下し、西日本では四国や九州南部付近まで南下する見込みです。
強い冬型の気圧配置は24日頃にかけて続く見通しで、北日本から東日本の山沿いではあす朝から24日朝にかけて100センチを超える雪が降る可能性があります。
24日にかけて大雪に注意し、吹雪による視界不良や路面の状態、交通への影響などに注意して下さい。