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2025/01/01 03:22
関東地方 新年始まっても空気カラカラ いつまで続く?
2025年が始まりました。きょう元日の関東地方は朝から各地で晴れる見込みで、初日の出を見に行かれる方も多いのではないでしょうか。
一方で、30日間の合計降水量の平年比分布を見てみますと、西日本から東日本太平洋側の地域を中心に軒並み0〜20%となっており、降水量が平年よりもかなり少ない状態が続いています。東京地方では、乾燥注意報がきのう31日までで25日連続で発表されています。
今回、関東地方において12月における降水量が0mmだった年を、1875年から2024年までに遡って集計してみました。ここでは、各都道府県の代表7地点(水戸、宇都宮、前橋、さいたま、千葉、東京、横浜)に絞って集計しています。
関東北部では宇都宮で7回、前橋で12回と、12月の月間降水量が0mmだった年が比較的多くありました。水戸では2回、さいたまでは3回でした。
関東南部では千葉で1回、東京で3回、横浜で4回でした。1875年から2024年までにおいて、12月の月間降水量が0mmである年が数えるほどしかありません。東京都心は12月19日、アメダス雨量計で0.5mmの降水を観測(同じ日に初雪を観測)していますが、それでも12月の月間降水量が1mm未満にとどまりました。
各代表地点において、2024年12月の月間降水量が0mmだった地点は水戸、宇都宮、前橋、横浜の4地点が該当しました。
2025年がスタートしても、関東地方はしばらく雨の降らない日が続き、空気の乾燥した状態が続くでしょう。火災が発生しやすくなっていますので、ストーブやガスコンロなど火の取り扱いには十分に注意し、手洗いやうがいなどで風邪やインフルエンザなどにかからないようにケアしていきましょう。
来週6日から7日頃は、本州南岸を進む低気圧や前線の影響で、関東地方で一時的に雨の降る日があるでしょう。来週は空気の潤うタイミングがありそうです。