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2025/03/08 23:12

寒波の後は春先の暖かさに 今年初めて25℃以上の夏日を記録した所も 天気と気温のまとめ(2025年2月23日〜3月1日)


2025年2月23日から3月1日までの、天気と気温のまとめです。

■今期間(2月23日〜3月1日)の天候のまとめ
平均気温は、24日頃まで続いた寒波の影響により、西日本では気温が平年よりやや低い所が多かった。寒波が退いた後は暖かい空気の流入により気温が上昇したため、北日本や東日本で平年よりも気温が高く、特に札幌、旭川、室蘭では平年よりも3℃近以上高かった。

降水量は、太平洋側を中心に少雨となり、期間総降水量が平年の10%未満の所が多かった。日本海側では、北日本や北陸を中心に雪や雨の降る所が多かったが、寒波の影響が終息した後は高気圧に覆われやすく、降水量は少なく推移した。

日照時間は、冬型の気圧配置が緩んで高気圧に覆われる日が多かったため、全国的に平年よりも日照時間が多くなった。一方長崎では、高気圧後面からの湿った空気の影響を受けやすかったため、日照時間は平年よりもやや少なくなった。

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■気圧配置の特徴
23日、本州付近は冬型の気圧配置が続き、日本海西部の気圧の谷では、JPCZ上に新たな低気圧が発生。24日、引き続き冬型の気圧配置が続き、日本海ではJPCZが南下。先週18日から続いた寒波の影響は終息に向かった。25日、東シナ海からは高気圧が張り出した。26日、サハリン付近からオホーツク海に向かって低気圧が東北東進、低気圧からのびる寒冷前線が北日本を通過し、本州付近は南高北低の気圧配置となった。27日、本州付近は移動性高気圧に覆われ、午後3時ごろには高気圧後面の東シナ海で低気圧が発生した。28日、本州付近は引き続き高気圧に覆われ、大陸では、二つの低気圧がオホーツク海に向かって東進した。1日、高気圧の中心は小笠原近海で停滞し、二つの低気圧がオホーツク海を東進。午後9時ごろ、高気圧後面の華中から西日本にかけて、前線が顕在化した。

■降水
23日、日本海側を中心に断続的に降雪。昼過ぎには、JPCZで発生した低気圧の影響で、夜にかけて山陰や四国にも雪の範囲が拡大。青森県弘前市では、統計開始以来最多となる積雪深160cmを記録。24日、午前を中心に北陸から山陰の日本海側を中心に雪が強まり、新潟県津南町では正午の積雪深が377cmに達した。寒波の影響は終息に向かい、午後になると雪の範囲は次第に狭くなった。25日、北日本日本海側や北陸の一部を除いて、日本海側は天気が回復。26日、サハリン付近の低気圧からのびる寒冷前線の影響で、北日本から北陸で雪や雨。27日、北日本から北陸にかけての日本海側では、寒気の影響が残り、午前を中心に一部で雪や雨。28日、高気圧後面の湿った空気の影響で、南西諸島でやや強い雨を観測。1日、本州付近は穏やかに晴れたが、夕方は西から雨雲が近づき、九州北部や中国、四国で雨の降った所があった。

■気温
23日、上空の寒気の影響で真冬並みの冷え込みとなり、日中の最高気温は大阪では8.6℃、名古屋では8.7℃となり、6日連続で一桁台。24日、大阪では雪が降った影響で、最高気温が前日よりも低い6.7℃。25日、寒波の影響が治まり、前日に比べて気温上昇。札幌では、日中の最高気温が5.5℃まで上昇。26日、各地で春先の気温となり、東日本から西日本の各地で今年の最高気温を記録した。27日、西日本から東日本太平洋側を中心に15℃以上となった所が多かった。沖縄県波照間では、日中の最高気温が25.5℃を記録、今年の全国初の夏日を記録。28日、暖かい空気の影響で、各地で気温上昇。鹿児島では21.7℃を観測し、九州本土で初めての20℃台を記録。真冬日地点は、1月20日以来0地点。1日、前日よりも気温上昇、東京都心で19.7℃、仙台で17.3℃まで上昇し、4月並みの暖かさに。鹿児島県肝付前田では25.6℃まで気温上昇、島嶼部以外では今年初めての夏日を記録。

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