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2025/03/20 18:00
関東で雪、石垣島で非常に激しい雨など…天気と気温のまとめ(2025年3月9日〜15日)
2025年3月9日〜15日の天気と気温のまとめです。
■今期間(3月9日〜3月15日)の天候のまとめ
平均気温は、東日本や中四国では平年並みだった。一方、北日本や九州では平年より高くなった所が多く、札幌や室蘭など、平年より3℃以上高くなった所がある。11日は京都、13日は仙台、14日は福井で梅の開花が観測された。
降水量は、北海道の道北、東日本太平洋側の一部、九州の太平洋側、南西諸島を除いて、全国的に平年より少なかった。北海道の道北は低気圧や上空寒気の影響、太平洋側の一部地域や南西諸島は前線や低気圧の影響を受けやすかったことが原因で、降水量が平年並みか平年より多くなったと考えられる。
日照時間は、東北は平年より多くなった一方、東〜西日本は平年より少ない所が多かった。秋田は高気圧に覆われた日が多く、平年比が2倍近い日照時間となった。東〜西日本の太平洋側ほど日照時間が少なかったのは、前線や低気圧の影響を受けたためである。
【今期間の天候について】
■気圧配置の特徴
9日、低気圧が関東の東を北東進。北海道の北を別の低気圧が東進。高気圧の中心が朝鮮半島に移り、日本付近を覆った。10日、日本海に中心を持つ高気圧が東へ移動。日本列島は高気圧に覆われた。11日、高気圧が三陸沖から日本の東を南東へ移動。低気圧が東シナ海から奄美付近を通り、九州の南を東進。12日、高気圧が日本のはるか東へ移動。低気圧が本州の南を東進した。13日、低気圧が日本海北部を東北東進、別の低気圧が釧路沖と三陸沖をそれぞれ北東進。黄海に中心を持つ高気圧が東へ移動した。14日、前線が沖縄付近を通り、日本の南海上に長く停滞。低気圧が千島近海を東進。大陸から高気圧が張り出し、西〜東日本を覆った。15日、前線が華南〜南西諸島を通り、日本の東にかけて長く停滞。低気圧が東シナ海を東進。千島近海に発達した低気圧があり、東北東に進んだ。
■降水
9日、関東沿岸では未明まで雪や雨が残った。日中、北海道は北部から南西部へ雪雲が南下。10日、南西諸島は昼頃から、西日本は夕方から雨の範囲が広がり、南西諸島では強い雨が降った。11日、未明から南西諸島や九州、中四国で雨が降り、雨の範囲は西へ拡大。近畿や東海は昼間も雨が降り続き、愛知県の伊良湖では激しい雨を観測。関東甲信の山地では雪の降った所がある。夜は関東南部も沿岸部を中心に雨が降った。12日、九州から関東にかけて太平洋側を中心に雨が降った。13日、沖縄・奄美は断続的に雨が降り、夕方には石垣島で非常に激しい雨を観測して、大雨警報、洪水警報が発表された。一方、北海道は日本海側を中心に雪となり、石狩市では暴風警報が発表された。14日、北日本は日本海側を中心に雪。沖縄は激しい雨の降った所があった。15日、東〜西日本の広範囲で雨や雪。前線に近い南西諸島は雨が強まり、激しい雨を観測した所があった。
■気温
9日、九州は広範囲で最高気温が15℃を上回り、四国や近畿、東海でも一部で15℃以上となった。前日は寒い一日となった関東も15℃近くまで上昇。10日、東海から西は15℃以上と暖かく、大阪では16.1℃を観測。11日、北日本は多くの地点で今年最高の気温を観測。中四国〜九州では15℃を上回った所が多い。一方、東海や近畿は気温が上がらなかった。12日、東海から西は3月下旬から4月上旬並みとなった所が多い。北日本も前日に引き続き春の暖かさ。13日、全国的に気温が高く、東京では4月下旬並みの暖かさとなった。西日本も広範囲で15℃以上。沖縄県波照間では28.7℃を観測し今年の全国最高気温を更新した。14日、関東〜九州は20℃程度まで上昇。一方、北日本の上空には強い寒気が流れ込み、最高気温は、青森5.7℃、札幌は未明に3.8℃を観測したが、昼間は2℃前後で経過。15日、東〜西日本は気温があまり上がらず、前日より気温の低い所が多かった。












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