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2025/04/03 13:05
過去最長の黒潮大蛇行 三陸沖で高い海面水温続く 【海洋まとめ 2025年3月23日〜29日】
黒潮は大蛇行状態が続いています。2017年8月に始まった
黒潮大蛇行は期間が7年8か月目になっており、
1975-1980年の4年8か月を大幅に超え、観測史上最長になっています。
黒潮大蛇行はまだ続くと予測していますが、
渦が再びちぎれ、蛇行が縮小する可能性があります。
(JAMSTEC黒潮親潮ウォッチより)
2025年3月23日〜29日の海洋のまとめです。
■気圧配置と波
23日、低気圧が発達しながらオホーツク海付近を東進。
サハリン周辺で波高4mを超え、しけた。
24日、日本付近は高気圧に覆われ、波は穏やかに推移した。
25日、低気圧が関東の東から三陸沖を北東進。
伊豆諸島〜関東の東で波が高まった。
26日、低気圧からのびる前線が本州を通過。
関東の東〜三陸沖で波高3m前後。
27日、前線を伴った低気圧が日本海に進んだ。
28日、別の前線を伴った低気圧が本州南岸に発生。
28日は東シナ海や関東の東で波高4mを超え、しけた。
29日、低気圧からのびる前線が日本の南に停滞。東シナ海と関東の東で波の高い状態が続いた。
■海面水温
日本海の海面水温は、
北部や中部の大陸側で平年よりやや高く、
西部では平年並みか、平年よりやや低くなった。
東シナ海〜南西諸島近海は、
平年よりやや低い海域が縮小し、平年並みの海域が拡大。
太平洋側は黒潮が離岸する潮岬沖を中心に
平年より低い状態が続いた。
黒潮続流(房総半島以東の流れ)は、関東の東〜三陸沖まで及んでいます。
黒潮が北上する三陸沖は、海面水温が平年よりかなり高く、
最大で3℃高かった。
北海道南東方沖も平年より最大で4℃高かった。
オホーツク海付近の海氷は次第に面積が縮小した。












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