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2025/04/04 00:15

天気と気温のまとめ(2025年3月23日〜3月29日)記録的な暖かさ 東京都心は3月に夏日を観測


2025年3月23日〜3月29日にかけての天気と気温のまとめです。

■気圧配置の特徴
 23日、低気圧がオホーツク海〜千島近海を東進。中国東北区〜日本海西部へ、移動性高気圧が南東進。日本の南海上を高気圧がゆっくり東進。本州付近は南高北低の気圧配置となった。24日、前線を伴った低気圧が中国東北区を東進。湿った空気や上空の寒気を伴った気圧の谷の影響で、西〜東日本で大気の状態が不安定に。25日、オホーツク海を発達した低気圧が北東進。高気圧の中心が小笠原諸島近海を東へ移動。26日、前線を伴った低気圧が発達しながら津軽海峡〜北海道の太平洋側を通過。高気圧が日本海に中心があり南東進。27日、前線を伴った低気圧が日本海を東北東進。別の低気圧が中国東北区を南東進。28日、前線を伴った低気圧が北日本を北東進。朝には東海付近でキンク上に前線を伴った低気圧が発生し、東北東進。29日、北日本を通過した低気圧が、東海上で世代交代。それぞれ北東進し、南西諸島の南まで前線が伸びた。

■降水
 23日、オホーツク海を進む低気圧の影響で、北日本の山沿い中心に雨や雪が降った。24日、上空の気圧の谷や湿った空気が流れ込み、西〜東日本を雨雲が東進した。大気の状態が不安定となり、雷雨となった所もあった。25日、未明まで大気の状態が不安定となり、雨雲が発達。関東地方や東北地方で雨となり関東ではやや強い雨となった。日中は降水の観測はなかった。東京と大阪で黄砂を観測。26日、午前を中心に北日本で雪や雨が降った。北海道の内陸や北部を中心に雪、そのほかは雨の所が多かった。27日、日本海を進む低気圧に向か暖かく湿った空気が流入。午前中は九州南部や四国を中心に雷雨となり、午前5時34分、鹿児島県屋久島町尾之間では、1時間降水量118mmの猛烈な雨を観測した。28日、寒冷前線の通過。。四国では未明に非常に激しい雨を観測。午後は南西諸島で激しい雨となった。29日、寒気が流入。西日本の山沿いでも雪が降り、北日本は所々で雪となった。

■気温
 23日、本州付近は南高北低の気圧配置に。東京都心は25.6℃を観測し、今年初の夏日となった。24日、宮崎県日向市で25.7℃、徳島県穴吹で25.0℃など夏日に。25日、西〜東日本にかけ日差しが届き気温上昇。各地で初夏の陽気となった。九州では28℃を超えるなど西日本を中心に記録的な暑さに。東京都心は25.0℃を観測。今年2度目の夏日。最高気温が3月の1位を更新した地点数は76地点となった。26日、宮崎県高鍋と大分県宇目で30.3℃を観測し、今年全国初の真夏日に。東京都心は3回目の夏日、3月に夏日を3回観測するのは観測史上初。27日、低気圧に向かい暖かい空気の影響で気温が上昇、山陰、近畿、北陸などでフェーン現象の影響が加わって3月としては記録的な暑さとなった。28日、暖かい空気が流れ込んだ東海や関東で気温上昇。一方、東〜西日本の日本海側は寒気が流れ込み前日より気温が低くなった。29日、寒気が入り、全国的に気温は大幅に下がった。

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■今期間(3月23日〜3月29日)の天候のまとめ
 平均気温は、日本の南に高気圧が東へ移動し、南から暖かい空気が流れ込んだことで、全国的に気温が上昇。日本海側では3月に真夏日を記録するなど、記録的な気温となった。東京都心でも3月に夏日を観測した日数が観測史上最多となった。
 降水量は、低気圧や前線の影響で、北日本では平年より多かった。また、湿った空気の影響を受けた西日本の太平洋側を中心に平年より多くなった。一方、東日本や東北南部では平年より少なかった。
 日照時間は、低気圧や前線の影響を受けた北日本で雲が多く、平年より少なかった。旭川や網走では平年の約半分ほどとなった。一方、東日本〜西日本では日差しの届いた日が多く、平年並みか平年より多かった。

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