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2025/05/21 23:26
3か月予報 今年も全国的に厳しい暑さに 梅雨前線の活性化による大雨に注意
昨日20日(火)、気象庁より6月から8月までの天候の見通しとなる3か月予報が発表されました。
地球温暖化の影響により、地球全体で大気全体の温度が高くなっています。
上空の偏西風は、平年よりも北寄りの位置を流れやすくなり、チベット高気圧が平年に比べて北側で強くなる見通しです。
また、太平洋高気圧は平年に比べて日本の南側で西への張り出しが強く、本州付近を中心に暖かく湿った空気が流れ込みやすい予想です。
これらの影響から、日本付近は暖かい空気に覆われやすく、本州付近を中心に梅雨前線の活動が活発となる時期がある見通しです。
晴れの日は気温が上昇して30℃以上の真夏日や35℃以上の猛暑日となる所が多くなりそうです。きょう21日、岐阜県飛騨市神岡で35.0℃を観測し、今年初めての猛暑日となりましたが、6月から8月にかけて全国的に厳しい暑さの日が続きやすいでしょう。湿度が高くなるため、熱中症の危険性がより高まりやすくなるでしょう。意識的な水分補給や休憩、屋内では冷房の活用などをお願いします。
また、太平洋高気圧の西への張り出しが強いため、高気圧周辺の湿った空気によって梅雨前線の活動が活発化され、西日本から東日本では向こう3か月間の降水量が平年並み〜平年より多くなる見通しです。
九州南部、奄美地方は既に梅雨入りが発表されており、沖縄でも間もなく梅雨入りが発表される可能性があります。その他の本州の梅雨入り発表は6月以降になりそうです。
水はけを良くするための側溝の掃除など、出来る限りの大雨対策を早めにしておくのが良いでしょう。