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2025/05/22 13:08
今年も異変?北から梅雨入り・遅い「台風1号」 今夏も「猛暑・大雨」に警戒を【3か月予報】
きょう5月22日(木)、沖縄地方は梅雨入りしたとみられると
気象庁から発表がありました。
沖縄地方の梅雨入りは平年より12日遅く、
かなり遅い梅雨入りとなりました。
今年(2025年)、全国トップバッターで梅雨入りしたのは
九州南部地方で、5月16日頃でした。
その後、奄美地方、沖縄地方と梅雨入りし
例年とは逆で、北の地域から梅雨に入りました。
通常、太平洋高気圧が強まることで梅雨前線が押し上げられ、
南から梅雨入りしますが、
今年は、例年より早い5月半ばから太平洋高気圧の勢力が強まり、
梅雨前線が九州付近まで北上したため、北の地域から梅雨入りとなりました。
今年は、梅雨入りもいつもと違う「異変」が見られていますが、
もうひとつ「台風」の発生も例年と違う異変が見られています。
今年は、まだ「台風1号」が発生しておらず、(5月22日(木)正午時点)
台風1号の発生の遅い順で現在、8位となっています。
アジアの予想天気図で台風が発生する南の海上を見てみると、
台風の卵(熱帯低気圧)や低気圧が発生する予想もなく、
比較的落ち着いている状況です。
気象衛星ひまわりで雲のようすを見ても、
台風になりそうなまとまった雲は見当たりません。
このため、この先数日間は「台風1号」の発生はなさそうで、
7位の去年(2024年)5月25日の記録を超えていく可能性があります。
遅い台風1号の年は、夏〜秋にかけて台風が多く発生する傾向があります。
去年も5月に2個発生した後、8月に6個、9月に8個と多く発生し
結果的に年間で平年を上回る台風の発生数となりました。
今年も異変がありそうな台風発生や動向には注意が必要です。
先日、気象庁から発表された6月〜8月の
夏の天候の見通し(3か月予報)によると、
気温は、全国的に高温傾向で、
今夏も「猛暑」となる可能性が高くなっています。
また、降水量も西日本〜東日本は平年並みか多い予想で、
いつも以上に雨の多い夏となりそうです。
過去に何度も災害級の大雨をもたらした気圧配置は
「梅雨末期の大雨(前線の活動が活発化)」や
「梅雨前線+台風」のパターンです。
今夏も、大雨の情報に注意し、大雨災害に備え、
ハザードマップの見直しや、防災グッズの再確認なども
早めにしておくと良さそうです。












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