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2025/05/23 20:46
1か月予報 気温の変動大きく、西日本、東日本は本格的な雨の季節へ
昨日22日(木)、気象庁より向こう1か月間の天候の見通しとなる、最新の1か月予報が発表されました。
数値予報の予測結果によれば、1か月平均の海面気圧は黄海付近、北日本、日本の南で高く予想されています。一方、北日本と日本の南の中間にあたる本州南岸付近では、気圧の谷が予想されています(図の赤破線部)。この為、本州付近では湿った空気の影響を受けやすく、前線が停滞しやすくなると見られます。
上空約1500m付近の気温は、華北から黄海付近では低く、カムチャッカ付近と日本の南で平年より高くなると予想されています。この為、日本付近では平年より暖かい空気に覆われやすく、平年より気温が高くなる見通しです。
特に西日本、東日本では、気温の変動が大きくなりやすいでしょう。
期間のはじめ(5月24日〜5月30日)は、北寄りの冷たい空気の影響を受けやすく、西日本、東日本を中心に平年よりも気温が低く推移する見通しです。極端な暑さになる可能性は低いとみられますが、長袖の上着が必要になる日もありそうです。
6月以降は、暖かい空気に覆われやすく、全国的に平年よりも高い気温傾向となるでしょう。湿った空気の影響で蒸し暑くなり、最高気温が30℃以上の真夏日になる日が続きそうです。熱中症にならないように、十分に注意して下さい。
また、西日本、東日本では少しずつ梅雨の季節へと向かっていくでしょう。西日本、東日本中心に曇りや雨の日が多くなり、降水量は平年並みか、平年より多い見込みです。梅雨の時期に降水量が平年より多くなる為、大雨の可能性があります。本格的な雨の季節に移行する前に、出来る限りの大雨への備えをしておきましょう。
北日本、沖縄・奄美は降水量、日照時間共に平年並みで推移する見通しです。