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2025/06/10 06:55
九州で線状降水帯発生のおそれ 大雨災害に厳重警戒を
前線が華中から九州地方を通り、日本のはるか東にのびています。この前線は、あす11日にかけてゆっくり北上し、その後、南下しますが、東シナ海から九州地方では、ほとんど停滞する見込みです。
前線に向かい暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。九州北部地方では、雷を伴い非常に激しい雨が降り大雨となる所がある見込みです。
また、西日本や東日本でもあす11日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、総降水量が多くなる所があるでしょう。
●予想される雨の量(多い所で)
・あす11日明け方までに予想される24時間降水量
近畿地方 150ミリ
中国地方 120ミリ
九州北部地方 180ミリ
九州南部 120ミリ
・あさって12日明け方までに予想される24時間降水量
九州北部地方 60ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、
九州北部地方 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県
きょう10日夕方にかけて
です。
■防災事項
九州北部地方ではきょう10日は、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に、あす11日にかけて土砂災害に厳重な警戒が必要です。
九州南部ではきょう10日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
西日本ではあす11日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
また、あす11日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、身の安全確保に努めてください。
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