TOPICS

TOPICS画像

2025/07/18 06:53

全国的に厳しい暑さ続く 本州付近は所々で局地的な大雨 天気と気温のまとめ(2025年7月6日〜7月12日)


今期間(7月6日〜7月12日)の天候についての纏めです。

■今期間(7月6日〜7月12日)の天候のまとめ
平均気温は、全国的に暖かい空気に覆われたため、全国的に高温傾向となり、各地平年より約3〜4℃近く高かった。一方、沖縄・奄美では台風4号や湿った空気の影響を受け曇りや雨の日が多かったため、平年をやや下回る気温傾向となった。

降水量は、高気圧に覆われやすかった北日本〜西日本の日本海側を中心に、かなり少ない傾向となった。一方、九州南部や沖縄・奄美地方では、台風4号や暖かく湿った空気の影響を受けて曇りや雨の日が多かったため、平年の約2〜3倍の降水量で推移した。

日照時間は、北日本〜西日本の日本海側を中心に晴れの日が多く、平年以上の日照となった所が多かった。期間後半、梅雨前線やオホーツク海高気圧の影響を受け、東北太平洋側や関東では、ほぼ平年並みの日照時間で推移。沖縄・奄美は曇りや雨の日が多く、平年以下の日照時間で推移した。

画像

■気圧配置の特徴
6日、台風3号が日本の東海上を北東進。日本の南海上では、高気圧がほとんど停滞。台風4号は、台湾海峡付近で強い勢力に発達。7日、台風3号は日本の東海上を北上。本州付近は、朝鮮半島付近に中心を持つ高気圧に覆われた。台風4号は東シナ海を北上。8日、台風3号は日本の東で温帯低気圧化、のちに日本の東で前線と一体化。台風4号は東シナ海で、進路を北寄りから西寄りに変えた。9日、東北付近で梅雨前線が形成され、ゆっくり南下。台風4号は熱帯低気圧に変わった。10日、梅雨前線は東北から関東へ南下し続け、前線の北側ではオホーツク海高気圧が南東進。11日、梅雨前線は伊豆諸島付近まで南下、9時には前線上に低気圧が発生。小笠原近海では熱帯低気圧が発生、東シナ海では低圧部が熱帯低気圧化。12日、小笠原付近で熱帯低気圧がほとんど停滞。東シナ海の熱帯低気圧は、夜にかけて進路を次第に東寄りに変えた。

■降水
6日、台風4号からの暖湿空気の影響で、沖縄県名護市で39.5mm/hの激しい雨を観測。7日、台風4号周辺の暖湿空気の影響で、先島諸島の宮古島で激しい雨を観測。8日、日中の気温上昇や暖かく湿った空気の影響で、西日本で大気の状態が不安定に。兵庫県三田市で93.0mm/hの猛烈な雨を記録。広島県、島根県では、記録的短時間大雨情報が発表される大雨となった。9日、東北から関東甲信地方では前線や湿った空気の影響を受け、局地的な雷雨。長野県長野市鬼無里で79.5mm/hの非常に激しい雨を観測。10日、前線に向かう湿った空気の影響で局地的に猛烈な雨。この日、東北南部、関東甲信、東海で計31回に及ぶ記録的短時間大雨情報の発表となった。11日、上空の寒気や湿った空気の影響で紀伊半島や九州で非常に激しい雨となり、和歌山県新宮市では59.0mm/hを観測。12日、暖かく湿った南東風の影響により、宮崎県延岡市で58.0mm/hの非常に激しい雨を観測。

■気温
6日、全国的に厳しい暑さとなり、三重県桑名市では38.3℃の猛暑日。京都市では36.3℃となり、8日連続の猛暑日となった。7日、真夏日日数は778地点を数え今年最多を記録。東京都心では35.6℃を観測し、今年初の猛暑日を記録。8日、東京都心で35.8℃となり、2日連続の猛暑日に。9日、西日本を中心に厳しい暑さとなった。福岡県朝倉市で38.4℃、大分県日田市では38.0℃の猛暑日。10日、関東から九州にかけて日差しが届き、各地で猛暑日に。6日連続で猛暑日地点数が100地点を超えた。11日、オホーツク海高気圧からの冷涼な空気の影響で、東北太平洋側から関東地方で暑さが和らいだ。東京都心の最高気温は25.1℃となり、5月下旬並みに。一方、西日本や南西諸島は厳しい暑さとなり、大阪では36.7℃の猛暑日に。12日、東北太平洋側から関東は引き続き暑さが和らぎ、東海から西の地方では厳しい暑さが続いた。福岡県久留米市では36.6℃の猛暑日を記録した。

お知らせ

新着情報

  • 太陽光発電量推算
  • 気象予報士試験過去問・講座
  • Yahoo Weather shop
  • メルカリ Weather shop
  • BASE Weather shop

ご案内