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2025/08/11 17:40
九州は引き続き警戒を!明日にかけても九州〜東北の広い範囲で大雨警戒
前線が黄海から西日本と東日本の日本海側を通って東北地方へのびており、前線上の黄海付近には低気圧があって東へ進んでいます。
前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、関東甲信越から九州北部では、雷を伴った非常に激しい雨の降っている所があります。
あす12日(火)にかけて、前線は西日本と東日本の日本海側から東北地方に停滞し、前線上の低気圧は対馬海峡付近を通って、12日夜に北陸地方へ進む見込みです。
このため西日本から北日本にかけての広い範囲で、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。
西日本〜北日本の広い範囲で、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒、そして落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
熊本県に発表していた大雨特別警報は警報に切り替わりましたが、九州北部地方では、これまでの記録的な大雨で、土砂災害の危険度が高まっている所があります。
九州北部地方では、これまでの降水量が記録的な大雨となっている所があり、引き続き12日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨の降るおそれがあります。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
長崎県では11日夜遅くから12日朝にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
■雨の予想
西日本から北日本では、雷を伴い非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北地方 80ミリ
関東甲信地方 150ミリ
北陸地方 150ミリ
東海地方 200ミリ
近畿地方 100ミリ
中国地方 100ミリ
四国地方 120ミリ
九州北部地方 200ミリ
その後、12日18時から13日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
北陸地方 100ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下のとおりです。
九州北部地方 長崎県
11日夜遅くから12日朝にかけて
■防災事項
九州北部地方では引き続き、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
また、西日本から北日本の広い範囲で、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。