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2025/08/20 12:30
津軽海峡付近に前線停滞 大雨災害に厳重警戒 週末は再び北日本で警報級大雨の恐れ この先低気圧や前線が次々と通過
■津軽海峡付近に前線停滞 たった半日で200mm超えの雨も
きのう19日(火)夜からきょう20日(水)にかけて、オホーツク海に低気圧があり、前線が津軽海峡付近に停滞しています。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、発達した雨雲が日本海から東北北部や渡島半島付近に流れ込んでいます。
また、別の低気圧が沿海州付近を東進し、北海道北部でも雨の降っている所があります。
午前11時現在の12時間降水量の日最大値は、秋田県仙北市の桧木内で206.5mm、田沢湖高原で183.5mm、鎧畑で170.0mm、青森県十和田市の休屋で144.0mmとなって、秋田県仙北市の桧木内や田沢湖高原、青森県十和田市の休屋では、8月の1位の値を更新しました。
また、午前11時現在、東北北部や渡島半島、北海道北部で大雨警報、東北北部や北海道北部で洪水警報、東北北部で土砂災害警戒情報の発表されている所があります。
■あすにかけて前線が東北南下 大雨災害に厳重警戒
あす21日(木)にかけて、前線は東北をゆっくり南下し、沿海州付近の低気圧はオホーツク海から千島の東へ進む見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東北北部や北海道では、大気の非常に不安定な状況が続くでしょう。
東北北部では、あす21日(木)にかけて1時間に50mmの雷を伴う非常に激しい雨、北海道では日本海側を中心に、きょう20日(水)夜遅くにかけて、1時間に40mmの激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川、東北北部では氾濫している河川があるため、少しの雨でも大雨災害の危険度が高まる恐れがあります。
東北北部では、あす21日(木)昼前にかけて、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
北海道では、きょう20日(水)夜遅くにかけて、日本海側と太平洋側西部では大雨による土砂災害や低い土地の浸水に警戒し、オホーツク海側北部では河川の増水や氾濫に警戒してください。
■北日本 低気圧や前線で短い周期で雨 週末再び警報級の大雨
あさって22日(金)夜には前線を伴った低気圧が沿海州付近へ進む見込みです。
週末23日(土)〜24日(日)にかけては、千島近海へ進み、前線が北日本を通過するでしょう。
週末は再び北日本で警報級の大雨となる恐れがあります。
週明けは別の低気圧が中国東北区から北海道付近に進み、27日(水)は千島近海に達するでしょう。
北日本付近は、低気圧や前線が次々と通過し、短い周期で雨が降る見込みです。