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2025/08/21 23:47
最新1か月予報 9月以降も続く厳しい暑さ 北日本日本海側は雨の日多い予想
21日(木)、気象庁より、向こう1か月間の天候の見通しとなる最新の1か月予報が発表されました。
気象庁の数値予報モデルによる予測結果によれば、太平洋高気圧は西・東日本、沖縄・奄美付近を中心に張り出し、本州付近は暖かい空気に覆われやすい状態が続くと見られています。
また、北・東日本付近は移動性高気圧に覆われる時期があるとみられ、北日本付近では平年よりも気圧が低い傾向となり、北日本日本海側を中心に低気圧や前線の影響を受けやすい時期があるでしょう。
9月に入ってからも、気温の高い状態は続くでしょう。1か月間の平均気温は、北海道から沖縄まで、全国的に平年よりも高い予想です。
また、東北太平洋側から九州、沖縄にかけては「高温に関する早期天候情報」が発表されています。8月の終わりから9月のはじめ頃にかけて厳しい暑さが続く見通しです。関東や東海では、今週末にかけて40℃前後の危険な暑さとなる所がありそうなので、熱中症対策を万全にして下さい。
西日本、東日本太平洋側では、晴れの日が多く、降水量が少ない傾向となりそうです。渇水により、既に農作物に影響の出ている地域がありますが、雨が降っても渇水を解消するほどの天候にはなりにくい見通しです。
北日本日本海側は、低気圧や前線の影響を受けやすい時期があるため、天気は周期的に変わり、降水量は平年並みか、平年よりも多くなる見通しです。
先日20日、秋田県仙北市では24時間雨量が200ミリを超え、緊急安全確保が発令されるほどの大雨となりました。直近の予想では、23〜24日にかけて北海道日本海側、東北北部日本海側で、低気圧や前線の影響により再び大雨となる恐れがあります。土砂災害や低地の浸水など、大雨災害に引き続き十分注意して下さい。