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2025/08/29 21:14

最新1か月予報 秋の訪れ遅く、残暑が厳しい 9月のはじめは熱帯じょう乱の動向に注意


28日、気象庁より、向こう1か月間の天候の見通しとなる、最新の1か月予報が発表されました。

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数値予報モデルの予測によれば、北日本付近に気圧の谷が予想されています(図の破線部)。このため、北日本付近では、期間中低気圧や前線の影響を受けやすい時期がある見通しです。ただ、気圧の谷は本州の南までは深まらず、西日本から東日本は、依然として夏の高気圧の勢力が平年よりも強いでしょう。このため、西〜東日本の上空約1500m付近には暖かい空気が流れ込みやすい状態が続き、平年よりも気温の高い時期が続きやすいでしょう。

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向こう1か月間も全国的に暖かい空気に覆われやすいため、北・東・西日本にかけて平年より平均気温が高い状態が続くでしょう。厳しい暑さはまだまだ続くと見られ、秋の訪れは遅いでしょう。猛暑、残暑が長く続きそうなので、昼夜問わず熱中症対策は万全に行ってください。

北日本日本海側は、低気圧や前線の影響を受けやすいため、平年並みか、平年より多い傾向となる見通しです。
一方、北日本太平洋側は特に、降水量が少ない傾向となる見込みです。東北地方の太平洋側では渇水が続き農作物に影響が出ている地域もあります。向こう1か月間も雨の少ない日が続きやすいので、節水を心がけてください。
関東甲信や東海などの東日本太平洋側でも、向こう1か月間の降水量は平年よりも少ない傾向と予測されています。

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ただ、来週以降の予想天気図を見てみると、今後、日本の南には熱帯低気圧や台風のタマゴとなる「熱帯じょう乱」が発生し、本州付近に北上する可能性があります。
現時点で、熱帯じょう乱の進路や発達の度合いには不確実性がありますが、今後の西日本、東日本の天気に影響を与える可能性がありそうです。じょう乱周辺だけでなく、じょう乱から離れた位置にも暖かく湿った空気が流入し、太平洋側の地域で雨の範囲が広がる場合があります。今後更新される最新の情報に注意が必要です。

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