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2025/09/02 06:55
前線を伴った低気圧の影響で、北日本〜北陸にかけての日本海側中心に大雨災害に警戒
前線を伴った低気圧がオホーツク海を東北東進し、東シナ海に伸びる前線上の別の低気圧が、日本海を東北東進しています。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北日本付近に非常に発達した雨雲が掛かっています。また、前線の影響により、九州北部の日本海側にも発達した雨雲が通過中です。
きょう2日午前6時現在、青森県深浦町で大雨警報(土砂災害)が発表されています。
オホーツク海の低気圧は、今夜にかけて千島の東に進み、日本海の低気圧は北海道付近を通過する見込みです。日本海の低気圧に伴って寒冷前線が南下し、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が、前線や低気圧に向かって流れ込むでしょう。北日本を中心に、非常に発達した雨雲が流れ込む見通しです。
きのう1日、北海道函館市戸井泊では午後5時過ぎ、アメダス雨量計で1時間雨量102ミリの猛烈な雨を観測し、記録的短時間大雨情報が発表されました。戸井泊の1日の24時間雨量は270mmに達し、平年の9月1か月分の雨量(155.8mm)の約1.8倍に相当する大雨となりました。
北日本から北陸にかけての日本海側ではきょう2日、前線や低気圧の影響で雷を伴った非常に激しい雨の降る所があるでしょう。東北北部日本海側では、同じような場所で雨が降り続き、平年の9月1か月分の雨量を上回る大雨となる恐れがあります。北陸では、前線の南下に伴って、今夜遅い時間に、雷を伴う激しい雨となると所があるでしょう。
土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫等に厳重に警戒して下さい。