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2025/09/04 23:18
最新1か月予報 残暑が続き、季節の進みはゆっくり 東日本、西日本は引き続き水不足に注意
9月4日、気象庁より、向こう1か月間の天候の見通しとなる、最新の1か月予報が発表されました。
数値予報モデルの予測結果によれば、海面気圧予想では北海道からオホーツク海付近には気圧の谷が見られ(図の破線部)、北日本の日本海側を中心に低気圧や前線の影響を受けやすくなる見通しです。
ただ、気圧の谷は東・西日本付近までは深まらない予想で、東・西日本は引き続き高気圧に覆われやすい日が続くとみられています。上空約1500m付近の気温は、全国的に平年よりも高いと予想され、北〜西日本、沖縄・奄美地方にかけて、全国的に平均気温は平年よりも高くなるでしょう。
本州付近の秋の到来は、ゆっくりとなりそうです。
気象庁は4日、9月10日頃から5日間の平均気温が平年よりも「かなり高い」可能性が高いとして、東北太平洋側から沖縄を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しています。この時期としては「10年に一度レベルの高温」になると予想されているため、引き続き熱中症への対策を欠かさないように体調管理を行いましょう。
向こう1か月間、低気圧や前線の影響を受けやすい北日本日本海側を中心に、降水量が平年より多くなる見通しです。
一方、東・西日本は、高気圧に覆われやすいため、平年よりも晴れの日が多くなりやすく、降水量が平年よりも少ない見通しとなっています。4日現在、台風15号の影響で既に大雨となっている地域がありますが、トータルで見ると雨の日は平年よりも少ない傾向となり、台風や前線の影響は限定的と見られています。
そのため、一時的にまとまった雨が降っても、渇水には注意が必要です。節水を心がけ、渇水対策を継続して下さい。