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2025/09/10 06:34

前線活発化 長崎県・熊本県で線状降水帯が発生 中国地方でも線状降水帯発生のおそれ 大雨災害に厳重警戒


前線が華中から西日本の日本海側、東北南部付近を通って日本の東にのびています。前線に向かう下層暖湿気や寒気を伴う上空の気圧の谷の影響で、対馬海峡や九州付近では、雷を伴い非常に激しい雨や猛烈な雨の降っている所があります。

気象庁は5時27分に長崎県で、5時57分には長崎県と熊本県で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、「顕著な大雨に関する全般気象情報」を発表しました。
6時15分現在、長崎県と熊本県で土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

前線は、あす11日(木)にかけて西日本から東日本付近に停滞し、あさって12日(金)は次第に不明瞭になりながら伊豆諸島付近から日本の東にのびる見込みです。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、西日本から東日本では、引き続きあす11日(木)にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
また、北海道地方でもあす11日(木)は、上空の寒気と気圧の谷の影響で、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

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【雨の予想】
西日本から北日本ではあす11日(木)にかけて、雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
●予想される雨の量(多い所で)
・あす11日(木)明け方までに予想される24時間降水量
  北海道地方      60mm
  関東甲信地方    100mm
  北陸地方      100mm
  中国地方      150mm
  九州北部地方    180mm
・あさって12日(金)明け方までに予想される24時間降水量
  関東甲信地方 80mm
  北陸地方   60mm
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下のとおりです。
・地域:中国地方 鳥取県、島根県
・期間:きょう10日(水)昼前から夕方にかけて

【防災事項】
中国地方ではきょう10日(水)は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、西日本から北日本ではあす11日(木)にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

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