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2025/09/10 12:17
秋雨前線が活発化 今夜、暗い時間に大雨のピークを迎える所も 土日は広く荒天に【週間天気】
前線が西日本の日本海側から東日本に停滞しています。
前線に向かって、非常に暖かく湿った空気が流れ込み、
大気の状態が非常に不安定となっています。
きょう10日(水)明け方には、非常に激しい雨が
同じ場所で降り続き、長崎県や熊本県で線状降水帯が発生しました。
午前11時現在、中国地方に活発な雨雲がかかっており、
山口県や島根県では非常に激しい雨が降り続いています。
鳥取県や島根県では、きょう昼過ぎにかけて線状降水帯が発生し、
大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
すでに、これまでの大雨で地盤が緩み、
土砂災害の危険度の高まっている所があります。
急な崖や斜面から離れて過ごすようにしてください。
前線は、あす11日(木)にかけてゆっくり南下し、
大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。
北海道でも、あす11日(木)は、上空の寒気の影響で、
大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
西日本と東日本では非常に激しい雨が、
北日本では激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
あす11日(木)明け方の雨雲の様子です。
東北地方に赤色の活発な雨雲が予想されており、線状に連なっています。
また、四国や近畿にも活発な雨雲が予想されており、
夜間の、暗い時間帯に大雨のピークを迎える所があります。
就寝している間に周囲の状況が一変する恐れがあります。
今夜は家の中でも2階以上の崖や山とは反対側の
安全な所でお休みするようにしてください。
あすの午後も活発な雨雲は同じような所に留まる可能性があり、
四国や近畿では大雨が長く続く恐れがあります。
【雨の予想(24時間雨量・多い所で)】
きょう10日(水)正午〜あす11日(木)正午まで
北海道地方 80ミリ
関東甲信地方 100ミリ
北陸地方 100ミリ
中国地方 120ミリ
九州北部地方 100ミリ
九州南部 180ミリ
線状降水帯が発生した場合は、
局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
西日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、
東日本では警戒、北日本では注意・警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
12日(金)
秋雨前線は一旦北上しますが、湿った空気が流れ込む
西日本の太平洋側で雨が続くでしょう。
13日(土)〜14日(日)
秋雨前線の上に低気圧が発生し、
発達しながら北日本へ進む見込みです。
低気圧に近い北日本や、前線に近い東日本の日本海側では
強い風を伴った雨が降り、荒れた天気となる恐れがあります。
低気圧の発達程度によっては、大荒れの天気となり
交通機関に影響が出る恐れもあります。
今後も週末の天気は最新の情報をご確認ください。
来週半ばになると、南の海上から
低気圧(熱帯低気圧や台風の可能性もあります)が
北上する見込みです。
秋雨シーズンに加え、台風シーズンでもありますので、
今後も大雨の情報には十分ご注意ください。
気温は、この先も「高温傾向」が続き、
週末からの連休も西日本や東海では
35℃以上の猛暑日となる日があるでしょう。
9月中旬になりますが、熱中症には引き続きご注意下さい。