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2025/09/11 15:32
台風15号 日本の南〜東うねりを伴いしけ 海面水温は平年より高い状態から平年並みに 【海洋のまとめ(2025年8月31日〜9月6日)】
台風15号の影響で、日本の南〜東はうねりを伴いしけ、
海面水温は、平年より高い状態から平年並みとなった。
日本海の海面水温は、平年よりかなり高い海域が継続し、
最大で5℃高かった。
以下、海洋のまとめ(2025年8月31日〜9月6日)
■気圧配置と波
2日、前線が大陸から日本海、北日本を通って、千島の東にのびた。
前線上の日本海と千島近海の低気圧がそれぞれ東進した。
低気圧や前線周辺の日本海中部や千島の東で波がやや高くなった。
3日、熱帯低気圧が日本の南を北上し、4日午前3時に奄美大島の東で台風15号に発達した。
4日は台風周辺でしけた。
5日午前1時頃、台風は高知県に上陸した。
その後、西〜東日本太平洋沿岸を東進し、午後9時、日本の東で温帯低気圧に変わった。
四国の南〜関東の東でうねりを伴いしけた。
6日、温帯低気圧周辺でしけ、日本の東で広く波が高まった。
■海面水温
日本海域の海面水温は、平年よりかなり高い状態が続いた。
特に、中部と西部の大陸側では、最大で5℃高かった。
東シナ海では、平年より高い海域が拡大した。
南西諸島も平年よりやや高くなった。
太平洋側は、はじめ平年より高く、最大で3℃高かったが、台風15号の通過で、次第に平年並みの海域が拡大した。
三陸沖は平年よりかなり高い海域が継続した。
引き続き、千島近海の南では平年より低く、オホーツク海南部では、平年並みであった。