TOPICS
-
2025/10/08 13:36
【台風22号】特別警報の可能性 暴風や高波に最大級の警戒を 新たな台風の動向にも注意
きょう10月8日(水)午前9時現在、非常に強い台風22号は、
日本の南にあり、時速15キロで北上しています。
中心気圧は935hPaで、中心付近の最大風速は50m/s、
最大瞬間風速は70m/sとなっています。
あす9日(木)にかけても日本の南を北東へ進み、
非常に強い勢力を保ったまま、
明け方〜朝にかけて伊豆諸島に接近する見込みです。
伊豆諸島では、きょうの夜から非常に強い風が吹き、
あす9日(木)には最大瞬間風速が70m/sと
これまでに経験したことのないような暴風や高波となる恐れがあり、
特別警報の発表する可能性があります。
最大瞬間風速で70m/sの風が吹くと、
木造住宅が倒壊したり、鉄骨の建物のも変形したりするほどの
猛烈な風です。
また、電柱が倒れ、停電も発生する恐れがあります。
樹木などが飛んで来ることがありますので、
屋外での行動は極めて危険となります。
過去に伊豆諸島の八丈島で観測した
観測史上1位の最大瞬間風速は、
今から50年前の1975年10月5日に観測した、67.8m/sです。
この時は、台風13号が接近しており、中心気圧945hPaでした。
近年では2003年9月21日に観測した59.5m/sが観測史上3位の記録で、
この時は中心気圧が955hPaで接近していた台風15号が原因でした。
今回は、過去の記録を超えるような猛烈な風が吹く恐れがあるため、
家の周りの飛ばされやすいものをしまったり、
停電対策をしたり、頑丈な建物に避難するなど、
今夜までに対策をしてください。
また、伊豆諸島ではあす9日(木)未明〜昼前にかけて、
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
今夜遅くから激しい雨が降り、
あす9日(木)の未明から昼前にかけては
非常に激しい雨や猛烈な雨の降る所があるでしょう。
あす9日(木)に予想される1時間降水量は多い所で、
伊豆諸島 80ミリ
きょう正午〜あす正午までに予想される24時間降水量は多い所で、
伊豆諸島 300ミリ
です。
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
また、伊豆諸島では、今夜遅くから海上では
うねりを伴って大しけとなり、
あす9日(木)はうねりを伴って猛烈にしけるでしょう。
関東地方の海上でもあすはうねりを伴って大しけとなる見込みです。
伊豆諸島では、高波に最大級の警戒をしてください。
きょう10月8日(水)午前9時に、
新たに熱帯低気圧(台風のたまご)が発生しました。
あす9日(木)朝までに台風となる見込みで、
次に台風が発生すると「台風23号」と呼ばれます。
次の台風は、大きく西へ回り、南西諸島に接近し、
その後は台風22号と同じようなコースをたどる予想です。
伊豆諸島では台風22号に続き、
熱帯低気圧から変わる台風の影響も受ける可能性があります。
最新の情報にご注意ください。