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2025/10/17 20:41
最新1か月予報 北日本は季節が一気に前進 東日本、西日本の季節の進みはゆっくり
気象庁は16日、向こう1か月間の天候の見通しとなる、最新の1か月予報を発表しました。
数値予報による予測結果によりますと、大陸からのシベリア高気圧の張り出しが強まる一方で、沖縄付近では平年寄りも気圧が低く予想されています。
上空約1500m付近の平均気温は、北日本で平年よりも低く、西日本、沖縄・奄美付近では平年よりも高いと予想されています。日本付近では、北側と南側の気温差が大きくなりやすいと見られています。
このため、北日本では上空の寒気の影響を受けやすくなるでしょう。期間中は上空に強い寒気が流れ込んで、北海道では標高の高い山沿いだけでなく、平地でも雪の降る所がある可能性があります。峠道の車の運転は路面の状態に注意が必要で、冬用タイヤへの交換は早めに検討しておいた方が良いでしょう。
東北地方は秋らしい日が多くなり、木々も色づきが進むでしょう。
東日本、西日本の太平洋側、沖縄・奄美では、低気圧や前線の影響を受けやすい傾向となり、曇りや雨の日が多くなるでしょう。沖縄・奄美の降水量は、平年並みか、平年よりも多い傾向となりそうです。
来週21日(火)以降、東日本や西日本では、日中の最高気温が20℃に届かず、秋らしい体感の日が出てくるでしょう。しかし、期間のトータルで見ると平年よりも気温の高い傾向が続きそうで、季節の進みはゆっくりでしょう。
ただ、朝晩と日中との気温差が大きくなりやすいため、体調管理には十分注意して下さい。