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2025/11/25 21:01

3か月予報 冬らしい寒さの日が多く、日本海側の雪は平年並みの予想 太平洋側は晴れて乾燥傾向


25日(火)、気象庁より、向こう3か月間の天候の見通しとなる最新の3か月予報が発表されました。

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期間の前半を中心にラニーニャ現象に近い状態となるため、太平洋赤道域西部で海面水温が平年より高く、フィリピン付近を中心に対流活動が活発となるでしょう。太平洋赤道域の日付変更線付近とインド洋熱帯域では、積乱雲の発生は少なく、対流活動は不活発となる見込みです。
このため上空の偏西風は、ユーラシア大陸で北に蛇行し、日本付近では、平年と同様に南に蛇行する傾向となります。強い寒気をもたらす大陸のシベリア高気圧は、南東側への張り出しがやや強まる時期があるでしょう。

以上のことから、フィリピン付近に向かう北寄りの季節風が強く、東日本、西日本太平洋側と沖縄・奄美では、低気圧の影響を受けにくいでしょう。北日本日本海側では、低気圧の影響を受けやすくなり、冬型の気圧配置が長続きしない傾向になると見られています。その一方で、西日本と沖縄・奄美中心に、冬型の気圧配置が強まる時期がありそうです。

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この先3か月間の平均気温は、北日本では平年並みか、平年よりも高くなりそうです。東日本から西日本、沖縄・奄美ではほぼ平年並みで推移すると見られ、冬らしい寒さの日が多くなります。

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北日本では、低気圧の影響を受ける時期があるため、降水量は平年並みの予想です。期間半ばの1月頃は平年より多い傾向となるでしょう。西日本を中心に上空の寒気が流れ込みやすくなるため、日本海側の降雪量は、各地で平年並みで推移すると見られています。

ただ、太平洋側の地域ほど晴れて降水量が少なくなりやすく、特に12月頃は東日本太平洋側から西日本、沖縄・奄美では平年よりも少ないでしょう。太平洋側の地域ほど空気が乾燥しやすくなります。体調管理や火の元の取り扱いなどには注意して下さい。

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