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2025/12/04 15:59
「暖冬・少雪」傾向? クリスマス〜年末年始の寒波には要注意を!【1か月予報】
きょう12月4日(木)、気象庁は12月6日〜2026年1月5日の
天候の見通し(1か月予報)を発表しました。
●1か月予報のポイント●
【気温】
寒気の影響を受けにくく、北日本と沖縄・奄美で高く、
西日本では平年並みか高い。
【降雪量】
北〜東日本の日本海側は平年並みか少なく、
西日本の日本海側では少ない。
【降水量】
寒気の影響を受けにくく、高気圧に覆われやすいため、
東日本の太平洋側や西日本、沖縄・奄美では平年並みか少ない。
【日照時間】
東日本の太平洋側と西日本で多く、沖縄・奄美では平年並みか多い。
数値予報モデルによる予測結果で、
1か月平均の海面気圧(左図)を見てみると、
日本付近は薄い水色となっており、
平年からの隔たりが小さいと予想されます。
日本の南では相対的に気圧が高く、
東日本太平洋側から沖縄・奄美では高気圧に覆われやすい時期があると見込まれます。
一方、上空約1500mの気温(右図)は、
東シベリアから華中付近を中心にオレンジ色の表示で、
平年より高くなると予想されています。
このため、全国的に寒気の影響を受けにくい見込みです。
●寒暖差の激しい冬に●
週別で気温の予想を見てみると、
1週目は、北日本や西日本、沖縄奄美で気温は高く、
日中は日差しがポカポカと感じられ、
ダウンコートの出番はいつもの冬より少なくなるかもしれません。
しかし、2週目になると、北日本は平年並みか低く、
一気に12月中旬に「急に寒くなったなぁ」と感じる日が多くなるかもしれません。
一方、西日本などでは「今年の冬は暖かいな」という状態が
続く可能性があります。
3〜4週目になると、全国的に平年並みの気温が予想されており
いつも通りの寒いクリスマス〜年末年始となる可能性があります。
日ごとに体感が大きく変わる冬になる可能性がありますので、
こまめに天気予報で気温などを確認してから
お出掛けするようにしてください。
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このように、1か月を通してみてみると、
「暖冬・少雪」傾向の予想ではありますが、
1か月の気温や降雪量を「平均」すると、
平年よりは気温が高く、雪が少なめという予想が出ているだけで、
ずっと暖かく、雪が少ない訳ではありません。
毎年のように、クリスマスから年末年始の時期は、
寒波(長い期間流れ込む強い寒気)が襲来し、
低温や大雪をもたらします。
今年の冬は、いつもの冬よりは暖かいと感じる日もあれば、
突然やってくる寒波で、いつもの冬より大雪になる場所や
低温となる日もあると考えられます。
1か月予報の結果だけを鵜呑みにせず、
日々の天気予報をこまめにチェックすることが大切です。












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