TOPICS

TOPICS画像

2026/03/10 18:13

エルニーニョ監視速報 夏にかけてエルニーニョ現象が発生する可能性が高まる


10日(火)、気象庁より、最新のエルニーニョ監視速報が発表されました。

現在、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平時の状態ですが、ラニーニャ現象に近い状態は解消に向かっていると見られています。
今後、夏になると、エルニーニョ現象が発生する確率のほうが、より高くなることが予想されています。

2月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は+0.1℃で、基準値に近い値でした。また、エルニーニョ、ラニーニャ現象発生の判定に使用している5か月移動平均の12月の値は-0.4℃で、基準値に近い値となりました。
太平洋赤道域の海面水温は、西部と東部で平年より高く、中部で平年より低く推移しました。
太平洋赤道域の海洋表層の水温は、東部の一部で平年より低かったほかは、平年より高く推移しました。
太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は、西部と中部で平年より強かったが、東部ではほぼ平年並みとなりました。対流活動は、太平洋赤道域の日付変更線付近でやや不活発となりました。

以上の経過から、エルニーニョ現象、ラニーニャ現象共に発生していない平時の状態ではあるものの、ラニーニャ現象に近い状態は解消に向かっていることを示しています。

画像

実況では、太平洋赤道域の西部から中部にかけての、海洋表層の暖水が東進している状態です。大気海洋結合モデルの予測では、この暖水域の東進が強化されて東進し、エルニーニョ監視海域の海面水温が、夏にかけて次第に上昇するとみられています。春から夏にかけては、基準値に近い値か、基準値を上回る海面水温になる予想です(ただし、春を超えるエルニーニョ現象の予測は、予想の幅が大きい)。

以上より、春の間はエルニーニョ現象が発生する可能性と、平時の状態が続く可能性が同程度(50%)、夏には平時の状態が続く可能性もあります(40%)。しかしながら、夏にはエルニーニョ現象が発生する確率の方が相対的に高くなると見られています(60%)。


■エルニーニョ/ラニーニャ現象とは
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のこと。

逆に、同じ海域で海面水温が、平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれる。

ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられている。

画像
画像

お知らせ

新着情報

  • 太陽光発電量推算
  • 気象予報士試験過去問・講座
  • Yahoo Weather shop
  • メルカリ Weather shop
  • BASE Weather shop

ご案内