地方気象情報
暴風と高波及び大雨に関する東北地方気象情報 第3号
令和7年12月13日16時05分 仙台管区気象台発表
東北日本海側では、急速に発達する低気圧の影響により、西よりの非常に強
い風が吹き、海上では大しけとなるでしょう。14日夕方から15日にかけ
て、暴風や高波に警戒してください。また、東北北部では、14日朝から1
5日にかけて、土砂災害に注意・警戒してください。
[気象概況]
14日から15日にかけて、低気圧が本州の太平洋沿岸を急速に発達しな
がら北海道付近に進み、別の低気圧も急速に発達しながら、日本海中部から
東北地方に進むでしょう。低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むた
め、東北地方では、大気の状態が不安定となる見込みです。
このため、東北日本海側では、西よりの非常に強い風が吹き、海上では大
しけとなるでしょう。また、東北地方では、雷を伴った強い雨の降る所があ
る見込みです。東北北部では、これまでに降った雨や地震の影響により、地
盤の緩んでいる所があります。予想より、低気圧が発達した場合や暖かく湿
った空気が流れ込んだ場合は、警報級の大雨となる可能性があります。
[風の予想]
14日から15日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)
東北日本海側北部海上 25メートル (35メートル)
東北日本海側北部陸上 18メートル (30メートル)
東北日本海側南部海上 25メートル (35メートル)
東北日本海側南部陸上 18メートル (30メートル)
[波の予想]
14日から15日にかけて予想される波の高さ
東北日本海側北部 6メートル
東北日本海側南部 6メートル
[雨の予想]
14日に予想される1時間降水量は多い所で、
東北日本海側北部 20ミリ
東北太平洋側北部 15ミリ
13日18時から14日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北日本海側北部 40ミリ
東北太平洋側北部 40ミリ
その後、14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は
多い所で、
東北日本海側北部 50ミリ
東北太平洋側北部 30ミリ
[防災事項]
東北日本海側では、14日夕方から15日にかけて、暴風による建物の被
害や交通障害に警戒し、14日夜のはじめ頃から15日にかけて、高波によ
る船舶や沿岸施設への被害に警戒してください。
東北北部では、14日朝から15日にかけて、大雨による土砂災害に注意
・警戒してください。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「暴風と高波及び大雨に関する東北地方気象情報」は、14日5時30
分頃に発表する予定です。