予報士通信講座
平成21年 第32回 学科試験 専門知識 問5
"図は大気現象の時間スケール(寿命)と空間スケール(規模)および大気現象の予報に使われる気象庁の数値予報モデルとの関係をまとめたものである。この図に関して述べた次の文章の空欄(a)〜(d)に入る語句または数値の組み合わせとして正しいものを,下記の(1)〜(5)の中から一つ選べ。
大気現象は,一般に空間スケールが大きいものほど時間スケールも長いという傾向を持っている。この関係からみると,(a)は同程度の空間スケールの現象の中では比較的寿命が長く,予報期間が長い全球数値予報モデルを用いて予報を行っている。集中豪雨は,対流雲で構成されている擾乱によって発生することが多く,大気の鉛直流の速度を直接予報する(b)方程式を用いたメソ数値予報モデルで予報を行っている。
一方,(c)は,短時間の激しい雨をもたらす大気現象であるが,数値予報モデルが力学的なプロセスを通して予測できるのは,空間スケールが格子間隔の(d)倍以上の現象に限られるため,現在のメソ数値予報モデルの格子間隔では直接に予測することは困難である。"













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